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2009-05-19 ArtNo.42233
◆明日、明明後日に新内閣発足
【ニューデリー】Manmohan Singh首相は17日午後、全閣僚の辞表をとりまとめ、Pratibha Patil大統領に内閣の総辞職届けを提出した。これに伴い新内閣は5月20日か22日に発足するものと見られる。総理府筋によると、現政権も5年前の5月22日に就任式を催している。5月21日は故ラジブ・ガンディー首相が暗殺された日に当たるため、この日に就任式が催される可能性は少ないと言う。
デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月18日、総理府スポークスマンの言を引用し報じたところによると、この日主要閣僚は首相公邸に集合し、会議を催した。総選挙結果が明らかになったなら、内閣は総辞職する規定になっているが、新内閣が発足するまでの間は、旧閣僚が閣僚ポストにとどまる。
大統領は月曜(5/18)に夕食会を催し、その席で国民会議派に率いられる統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)に再度組閣を求めたものと見られる。UPAは予想以上の262議席を獲得したものの(次項参照)、国会下院545議席の過半数にはなお10議席足りない。国民会議派幹部によると、同党は少なくとも新たに20~30人の議員を追加した連立政権の議員リストを大統領に提出する方針だ。選挙管理委員会はこれに先だって当選者名簿を大統領に提出する。
一方、国民会議派国会議員団(CPP:Congress Parliamentary Party)は火曜(5/19)に会合し、Manmohan Singh氏をCPPリーダーに、Sonia Gandhi女史をCPP議長に選出する。観測筋によると、下院における勢力を改選前の153議席から205議席に拡大した国民会議派は、内相/蔵相/外相/国防相と言った重要ポストを自党で固めるとともに、他の閣僚の人選にもより大きな裁量権を手にしたものと見られる。
前回は82の閣僚ポスト中15~17を友党に配分したが、同比率を維持するか否かが注目される。つまり議員3.5人に1閣僚の比率だったが、今回は6.5人に1閣僚に配分比率を引き上げる可能性も予想されている。これは、内閣の陣容に各党の勢力を反映させるだけでなく、地域代表や宗教、取り分けイスラム教徒の代表を加える必要があるため。
観測筋は次代の首相候補とされるRahul Gandhi氏が入閣するか否かにも注目しており、同氏が総理府担当国務相に就任する可能性を予想する向きもある。
新蔵相人事に関しては、シン首相の信任厚い計画委員会のMontek Singh Ahluwalia副委員長が取りざたされている。しかし最終的決定権を握る国民会議派のソニア総裁は、「彼はワールドバンク・タイプ」と若干距離を置いていると言う。同氏は5年前にも蔵相就任が取りざたされたが、左派政党が同氏の世銀との密接な関係を理由に反対に回り、実現しなかった経緯がある。
この他、政府や国民会議派執行部としばしば対立したKamal Nath商工相がそのポストを維持するか否かも注目されている。
国民会議派は、総選挙に際して草の根会議派(TC:Trinamool Congress)/ドラビダ進歩党(DMK:Dravida Munetra Kazhagham)/民族主義会議派(NCP:Nationalist Congress Party)/国民会議(NC:National Conference)と、いわゆる選挙前協力(pre poll ally)を結んだが、これらの党、取り分け一躍UPA第二党にのし上がったTCは、4つの閣僚ポストを要求するものと予想されている。
一方、第三戦線の世俗主義人民党(JDS:Janata Dal Secular)の他、総選挙に際してUPAと袂を分かち、第四戦線を組織した社会党(SP:Samajwadi Party)及び国民人民党(RJD:Rashtriya Janata Dal)も、UPAに合流する意向を表明しているが、国民会議派はSP及びRJDとの提携を回避し、JDSや無所属議員の取り込みを優先するものと見られる。
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