SEAnews 2009-06-16 ArtNo.42335

【ムンバイ】Toyota Kirloskar Motor India Ltd(TKMIL)は、2011年初にインド市場に投入する予定の小型乗用車(small car)の年間販売目標を10万台から7万台に下方修正した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月10日報じたところによると、TKMILのSandeep Singh重役(DMD)は9日、マハラシュトラ州Mumbaiで催されたトップ・エンドのスポーツ多用途車(SUV)Land Cruiserのお披露目式の席上、以上の消息を語った。それによると、世界的な景気後退に伴う市場環境の変化を配慮し、初期の販売目標を控えめなものに改めた。TKMILはカルナタカ州Bangalore近郊Bidadiにおける小型車プロジェクトに充当する3000クロー(US$6.384億)の資金の大きな部分を既に投資している。新工場は2010年末までに稼働、地元部品使用率は70％で、全く新たなプラットフォームをベースに小型車を製造する。生産した車は当初インド国内のみに供給するが、その後海外市場にも供給する。
今年の販売については、昨年レベルを維持する方針だ。2008年の販売台数は5万1800台で、内Innovaが4万台、Corolla Altis／Camry／SUV Pradoが残りを占めた。今年9月にはSUV Fortunerを発売する。
この日お披露目したSUV Land Cruiserのマハラシュトラ州Thaneにおける店頭価格(ex-showroom Thane)は816万4000ルピー(US$17.3702万)から。TKMILにとってCamryとPradoに次ぐ3番目のCBU(completely built-up)モデルで、高額所得者、著名人、法人最高経営者(CEO)をターゲットに販売する。インドにおける高級SUV市場は年間600台程度だが、今後の成長が見込まれる。Land Cruiserファミリーは1951年の発売以来、これまでに全世界で500万台以上が販売されたと言う。