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2009-06-19 ArtNo.42351
◆西ベンガルに武装警察5中隊派遣
【ニューデリー】新統一進歩連合(UPA)政府は、毛沢東主義武装グループ『Naxal』の襲撃に晒されている西ベンガル州West Midnapore県Lalgarh地区に中央警察予備隊(CRPF:Central Reserve Police Force)5中隊を派遣する方針を決めた。
インディアン・エクスプレスが6月17日伝えたところによると、Lalgarh地区では地方警察の治安維持能力を凌駕する武力を備えた毛派武装グループが政府機関や政権与党インド共産党マルクス主義派(CPI-M)リーダーを襲撃する事件が多発、このため州政府は中央政府にCRPFの増派を求めた。
しかし、今回の総選挙で大勝し、UPA政権に加わった草の根会議派(TC:Trinamool Congress)とCPI-Mグループの衝突事件も多発している。このため中央政府は、西ベンガル州政府が増派されたCRPFをTC支持者の鎮圧に用い、政治的に困難な立場に陥ることを恐れ、CRPF派遣に慎重な姿勢をとっていた。
消息筋によると、中央政府は州警察がナクサルの攻撃に有効に対応できないだけでなく、それ以外の地域においても治安維持機能を有効に果たしていないことに不満を抱いている。しかし西ベンガル州の治安が悪化する中で、中央政府には最早別に選択の余地なく、ビハール州駐屯のCRPF5中隊を西ベンガル州に移動させる方針を決めた。
デカン・ヘラルドが14日報じたところによると、ナクサル・グループはジャールカンド州とチャッティースガル州の森林地帯にこれ以前から2つの兵器工場を設け、武器弾薬を製造していたが、最近、どうやら別に2工場を増設したもようで、今回の総選挙期間には初めてロケット攻撃を仕掛け、関係方面を驚かせた。ナクサルはこれまで手製の即席爆発装置(IED:improvised explosive devices)を用いていたが、最近では遠隔装置付きIEDを使用するようになっている。この種のIEDは爆発に方向性を持たせることができ、例えば沿道の立木にセットして、路上を通過する車輌を直撃することができる。ナクサルは絶えず武器の改良を図っており、そのための工場を増設している。当局は、この種の工場から少数の半導体チップを発見しており、このことはナクサルが遠隔制御可能なIEDの開発に取り組んでいることを示している。
ナクサルは警察部隊から奪った武器や外部から調達しス武器だけでなく、『pahar』と称する自家製銃器も使用している。
アンドラプラデシュ州治安部隊は仰向け匍匐等のマニュアルが記録されたCDを押収した他、ロープ・クライミング用具、匍匐訓練用トンネル、はしご等の教材も発見しており、退職警察官や軍関係者がこうした訓練に関わっている可能性も予想されている。
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