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2009-07-17 ArtNo.42447
◆植物油輸入の洪水持続
【チェンナイ】外国産植物油の大量流入は依然持続、2008年11月にスタートした今油年(current oil year)に輸入された植物油の量は、6月までに582万4000トンと、前年同期の356万7000トンに比べ63%増加した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月15日、インド溶媒抽出産業協会(SEAI:Solvent Extractors Association of India)の発表を引用し報じたところによると、6月の輸入量は78万1000トンと、過去5ヶ月来の最高を記録、昨年同月の59万3000トンに比べ31%増加した。今油年の最高は1月の88万8000トンで、前年同月の51万3000トンに比べ73%増加した。この他、12月には144%、4月には101%、5月には108%の増加が記録された。
SEAIはこうした輸入急増の理由として以下の2点を指摘している。第1は世界的な経済の先行き不透明に伴う植物油国際価格の急落。第2は、インド政府が輸入関税を課すことを予想した駆け込み輸入の増加。しかし新年度予算案には植物油に対する新課税や税率の引き上げは盛り込まれなかった。
しかし植物油の国際価格には依然下降傾向が見られ、7月には一層の下降が予想される。精製・漂白・脱臭(RBD:refined, bleached and deodorised)処理したパームオレインの6月の価格は5月のトン当たり851米ドルから771米ドルに下降、目下のところ665米ドルで取引されている。同様にパーム原油のトン当たり価格は5月の715米ドルから600米ドルに、デガミング(脱ゴム質)大豆油は同890米ドルから780米ドルに、ヒマワリ原油は同892米ドルから780米ドルに、それぞれ値下がり、昨年同期に比べると、植物油の国際価格はほとんど半値になっている。こうした国際価格の下降が輸入急増の背景になっている。大部分の植物油の国内トン当たり価格が5月から6月の間に4000ルピー(US$82)、昨年同期に比べると2万ルピー(US$410)下降した。
新年度予算に植物油原油に対する如何なる関税も提案されず、精製植物油に対する既存の7.5%の関税率の引き上げも提案されなかったことから、大量の輸入は今後も持続する見通しだ。不順な雨期と、予想されるカリフ(kharif:初冬収穫作物)油脂作物の不作はこうした傾向に拍車をかけそうだ。このため通年の植物油輸入は800万トンに達するものと予想される。これには非食用油50万トンも含まれる。
輸入植物油全体に占める植物原油のシェアは5月の80%から6月の92%に拡大した。昨年同月の植物原油のシェアは85%だった。
今油年度当初8ヶ月(2008/11-2009/6)の非食用油の輸入量は前年比38%減少、6月に限っても前月に比べ30%の落ち込みを見た。
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