SEAnews 2009-08-04 ArtNo.42498

【ニューデリー】Maruti Suzuki India (MSI)の7月の乗用車(car)国内販売台数は、景気の復調を先触れするかのように、昨年同月比28％増の6万7528台を記録した。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月1／2／4日報じたところによると、国内最大のカー・メーカーMSIの輸出を含む販売台数は昨年同月の5万8543台から7万8074台に33％、国内販売は同5万2911台から6万7528台に27.6％、輸出は同5632台から1万546台に87％増加した。
MSIの成長は、プレミアム・ハッチバック・セグメントのSwiftや、WagonR、A-Star、Ritzの好調な売れ行きに牽引された。同社にとって最古のモデル、M800は44％減の2796台にとどまったが、SX4とDzireから成るセダン・セグメントは51％増の9101台をマークした。
Hyundai Motor Indiaの輸出を含む7月の乗用車販売台数は昨年同月の3万6152台から4万5543台に26％、国内販売台数は同1万5066台から2万3193台に59％、それぞれ増加したが、輸出は同2万2350台から2万1086台に6％減少した。
Tata Motorsの7月の乗用車販売台数は1万7191台と、昨年同月比17％増加した。内訳はIndicaが14％増の8563台、Indigoが22％減の3499台、多用途車(utility vehicle)が横ばいの2638台だった。同社はこの月、超小型車Nano2475台を初出荷した。
TMLとFiat Autoの合弁に成るFiat India Automobilesの販売台数は昨年同月比6倍の2690台を記録した。
TMLの商用車販売台数は昨年同月比27％増の2万8408台、内軽商用車は同44％増の1万7750台、中・大型商用車は同6％増の1万658台を記録した。
Honda Siel Cars India (HSCI)の乗用車販売台数は昨年同月の4337台から4857台に12％アップ、多用途車(Utility vehicle)のリーダーMahindra & Mahindraの合弁事業を含む乗用車輌(passenger vehicles)販売台数は同1万8407台から2万2463台に22％、国内販売は同1万7302台から2万1957台に27％、多用途車販売は同1万672台から1万6688台に56.4％、それぞれ増加したが、輸出は同1105台から506台に54％減少した。
HSBC Bankの自動車アナリストは「消費財市況全般の改善や向こう数ヶ月間に予想される経済の復調を背景に、全てのセOメントの需要が上昇に転じており、乗用車販売は祝祭日シーズンに向け向こう3ヶ月間にトップ・ギアにシフトするものと見られる」とコメントした。