SEAnews 1995-12-12 ArtNo.4270

【シンガポール】地元コンピューター会社のアリス・マイクロシステムズはＷｅｂページ・デザイン、ホスティング等のインターネット・ビジネスに乗り出した。
アリスのジェームズ・ティオ課長(事業開発担当)によると、最近2社のためにホーム・ページをデザインした同社は来年初には米国から5人のコンサルタントを招聘し、そのインターネット・サービス・チームを強化する計画で、上半期中に同サービスをフル稼働させる。またシンガポール・テレコムからリースした専用回線を通じてインターネットにリンクしたサーバーを準備、個人に対するインターネット・アクセス・サービスも提供している。同社は1カ月50Ｓドルで無制限のアクセス・サービスを提供しており、同価格はパシフィック・インターネットの月額100Ｓドルの2分の1となている。シンガポール・テレコムは今のところ一律料金による制限時間のない個人向けアクセス・サービスは提供していない。アリスのサーバーは同時に160人の利用に供することができ、今のところ同キャパシティーの上限には達していないが、必要が有れば来年にもキャパシティーを2倍に拡大する。また4カ月前にアリスネットという独自のＷｅｂサイトも設けている。アリスはこの他、米国コンピューター周辺機器会社の流通代理権獲得にも務めており、ダイアモンド・マルチメディア・システムズのエッジ3Ｄマルチメディア・アクセラレーター・カードの他、最近は米国サプラ・コープのモデムのディストリビューター契約も獲得している。(BT:12/11)