SEAnews 2009-09-29 ArtNo.42700

【ニューデリー】今年8月の中核インフラ産業成長率は7.1％と、前月の2.5％、昨年同月の2.1％の伸びを大きく上回り、顕著な復調を実現した。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが9月25／26日報じたところによると、工業生産指数(IIP)の26.68％の比重を占める中核インフラ産業6業種の中ではセメント生産が最高の17.6％(1.9%)の成長を遂げ、以下石炭12.9％、電気9.8％(0.8%)、炭素鋼完成品3.1％、石油精製3％、原油－2.6％と続く(括弧内は前年同期の伸び率)。
この結果、年初5ヶ月(2009/4-8)の中核インフラ産業成長率も4.8％と、前年同期の3.3％を上回った。部門別に見ると、セメント13.5％(5%)、石炭12.4％(7.3%)、電気6.4％(2.2%)、炭素鋼完成品2.6％(3.5%)、原油－1.3％、石油精製－4.9％の順。
エコノミスgらは、7月に6.8％の成長を遂げ、復調基調を示したIIPが、8月には一層の回復を見るものと予想している。インド経済は今年第1四半期に6.1％の成長を遂げ、前年同期の7.8％には及ばないものの、過去3四半期の伸び率を上回った。