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2009-10-09 ArtNo.42727
◆ホンダ、労働争議で50%減産予想
【ムンバイ】ハリヤナ州Manesar工場における労働争議の処理に取り組んでいるHonda Motorcycle & Scooter India(HMSI)は、今月の生産量が50%落ち込むものと予想している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが10月7日報じたところによると、HMSIは最近、月間販売台数を10万台の大台に乗せたばかりだが、今月のモーターサイクルとスクーターの生産台数は5万台にとどまると予想している。もし争議が決着しないなら、11月と12月の生産も同レベルにとどまりそうだ。
HMSIはActivaを初めとする自動変速スクーターやUnicorn、Shine、Stunner等のモーターサイクルを製造販売し、特に自動変速スクーター市場のリーダーを務めているが、工場の稼働率が低下した結果、購入待ちが増えており、特にActiva購入者の待ち時間が長引いている。
ハリヤナ州のGurgaon-Manesar地区に工場を有するRico Auto、Sunbeam Auto、Hema Engineering等の自動車部品サプライヤーは何れも労働争議に直面している。HMSIの場合、向こう3年間をカバーする長期賃金交渉を進めている。使用者側がその立場を堅持、労組の圧力に屈せぬ姿勢を示しているが、衝突事件や暴力事件は発生していない。また第1、第2生産ラインの稼働率は50%に下降したものの、第3生産ラインは影響を受けていない。HMSIの工場には約1500人が就業、平均年齢は28歳、月額平均給与は2万5000ルピー(US$521)前後と見られる。消息筋によると、創業以来約10年のHMSIは同地区のMaruti SuzukiやHero Hondaに比べると、なお若い企業だが、同社の給与は合理的水準以上と見られる。会社側は、労組と衝突するような姿勢を見せていないが、紛争が長期化すれば、生産に深刻な影響が生じる恐れがある。
問題は、ハリヤナ州の州議会選挙が近づいており、州当局が全ての政治的決定を選挙後に先送りする姿勢を見せていること。
観測筋によると、Gurgaon-Manesar地区は、10年ほど前は、商業センターからほど遠い一地方に過ぎなかったが、今日では、特別経済区(SEZ)ブームに乗じたにわか成金の逃避地と化している。この種の人々の中には至る所で札びらを切る政治的野心家が少なからず存在し、法と秩序までが取引の材料にされている。最近の労働争議急増の背景にはこうした事情も存在し、企業家らは、設備拡張の必要が生じた折りには、Gurgaon-Manesar地区から脱出し、他所に製造拠点をシフトすることを真剣に検討し始めている。HMSIのManesar工場も2年もすれば年産140万台のピークに達し、その時同社がウタラーカンド州やマハラシュトラ州Puneに第2の製造拠点を設けるか否かが注目されると言う。
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