SEAnews 2009-10-13 ArtNo.42738

【コルカタ】海外における炭坑開発を目指すCoal India Ltd (CIL)は2010年3月末までに、外国パートナーと手を組むことを目指している。
インディアン・エクスプレスが10月11日報じたところによると、CILのPartha S Bhattacharyya会長はこのほど、同紙に以上の計画を語った。それによると、CILは今年12月からパートナー募集の趣旨を説明するプレゼンテーションを行い、オーストラリア、米国、南アフリカ、インドネシア等の企業と手を組むことを目指している。プレゼンテーションは透明性を高め、パートナーの選考作業をスムースに進めるのに役立つ。中央鉱業計画企画研究所(CMPDI:Central Mine Planning and Design Institute)の会長を長とする専門委員会がプレゼンテーションの草案作りを進めており、CILは10月15日の会議で、同草案を承認する方針だ。
既に52社がCILのパートナーに成ることに関心を表明しており、取り分け内42社の提案内容は良好だ。大部分の企業は開発すべき炭鉱の目星をつけており、提携が決まれば、直ちに開発に着手する構えだ。
CILはこうした提携を通じ、既存の輸入価格を下回る価格で石炭を輸入し、国内の需給ギャップを補完することを目指している。CILは2008－09年には5900万トンの一般炭(thermal coal)をトン当たり60－65米ドルで輸入した。大口の長期契約を通じ輸入石炭の安定供給を確保するのが狙いで、CILは石炭の輸入に15億米ドルを投資する用意があると言う。