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2009-10-13 ArtNo.42743
◆ホンダ、ハリヤナ州二輪車工場からの撤退も検討
【ニューデリー】Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)は、労働争議で稼働率が大幅に低下したハリヤナ州の二輪車工場の閉鎖も検討せざるを得ないと警告を発した。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが10月10/11日報じたところによると、スクーター市場のリーダー、HMSIは、ハリヤナ州Manesarの工場にこれまでに約1000クロー(US$2.08億)を投資したが、最近の賃金交渉に伴う争議で稼働率が50%以上下降、新設した第3生産ラインも稼働せず、ディーラーからの新規受注を停止せざるを得ない状況に陥っている。このため損害額は250クロー(US$5208万)にのぼるものと予想される。HMSIの労働争議は、初めてではなく、2005年にも全国紙のトップを飾った経緯がある。
HMSIはパンジャブ/ハリヤナ両州の高裁にストライキの停止命令を申請するとともに、こうした状況が持続するなら、製品の品質を確保し、市場の需要に応じるため、海外工場に生産を移転するか、ハリヤナ州から撤退せざるを得ないと警告している。高裁はこれを受けて、ハリヤナ州政府と労組に、10月15日までに報告書を提出するよう指示した。
ハリヤナ州のGurgaon-Manesar地区はデトロイトに譬えられる自動車産業地帯で、国内最大の乗用車メーカーMaruti Suzuki India Ltd (MSIL)や二輪車市場をリードするHero Honda Motors Ltd (HHML)の他、Rico AutoやSunbeam等の自動車部品メーカーも製造拠点を設けている。HMSIが撤退するなら、インド自動車産業は大きな挫折を喫することになる。
HMSIの争議は、3年間の給与協定が今年7月31日に期限が切れたのに伴うもの。HMSIのMohan Deepak労務担当副社長によると、現在工場労働者は2万5000ルピー(US$521)前後の給与を支給されている。労組は、奨励措置の他、より高い固定給と可変給を求めている。これを認めれば、姉妹会社HHMLの待遇を上回ることになる。会社としては全ての要求を受け入れる訳には行かないが、年齢や支出に応じ、また生活の向上に役立つ合理的な給与を支給する用意があると言う。
Deepak副社長は、「労働者らはゴー・スロー・ストライキを行っており、過去2ヶ月、生産は50%の下降を見ている。HMSIは州当局に支援を求めているが、状況が改善しないなら、他所への移転を考えざるを得ない」と語った。同氏によると、HMSIはパンジャブ&ハリヤナ高裁に、正常な操業を阻害する労組の行為を禁じる法廷命令を発し、違法行為を取り締まるよう申請した。裁判所は同問題を今週審理する。
しかしHMSI従業員組合のAshok Yadav議長は「従業員はストライキもサボタージュも行っていない。稼働率の低下は、サプライヤーの労働争議に伴う一部部品の供給不足にともなうもの」と、会社側の主張を否定した。
45日に及ぶ労働争議にともなう生産の落ち込みで、HMSI製スクーターの購入待ち時間は以前の2倍の2ヶ月に達し、HMSIはライバル企業にシェアを奪われるのを見守るほかない状況に陥っている。一部のバイヤーはヒンドゥーの祝日Diwali期間にどうしても車輌を手に入れる必要があり、Bajaj AutoやSuzuki Motorcycles India等はこの機に乗じてシェア拡大に努めていると言う。
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