【コルカタ】Coal India Ltd(CIL)は今後5年間に海外で20億米ドル相当の機械設備とスペアパーツを調達する計画だ。
エコノミック・タイムズが10月17日報じたところによると、CILのPartha S Bhattacharyya会長はこのほど以上の消息を明らかにした。それによると、CILは年産量を毎年最大3500万トン、向こう5年間に合計1億7500万トン拡張する計画で、新たに少なくとも134の新炭坑を開発する。このため膨大な機械設備を追加する必要があり、国内で調達できないものだけで約20億米ドルに達する。これには露天掘り炭坑で用いる大型ダンプカー、ショベル・カー、掘削設備等が含まれる。この種の設備は今のところ国内では生産されていない。
西ベンガル州Durgapur拠点のMining and Allied Machineries Corporation (MAMC)を、Damodar Valley Corporation (DVC)及びBharat Earth Movers Ltd(BEML)と共同で買収し、国内で製造されていない地下鉱物を採掘する機械を生産する計画は、まだ実現していない。MAMCは産業財政再建局(BIFR:Board for Industrial and Financial Reconstruction)の管理下に置かれており、債務を棒引きにするには先ず高裁の認可を得、さらに閣議の承認を得る必要がある。西ベンガル州政府は既に約100クロー(US$2170万)の債権の帳消しを認めており、中央政府の債権は約1200クロー(US$2.6億)にのぼる。中央政府がMAMCに対する債権放棄を認めたなら、BEML／CIL／DVCの48：26：26の出資率で買収を実行する。買収後は露天掘り用機械の製造も手がけ、輸入品に代えることもできると言う。