SEAnews 2009-11-10 ArtNo.42838

【ニューデリー】インドと欧州連合(EU)は、民生用原子力領域における協力を促進するため6日、核融合研究(nuclear fusion research)協力協定に調印した。
デカン・ヘラルドが11月6日報じたところによると、インドのManmohan Singh首相と、スウェーデンのFredrik Reinfeldt首相及び欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ(Jose Manuel Borosso)委員長の会談後、インド側を代表する原子力委員会(AEC:Atomic Energy Commission)のAnil Kakodkar委員長と、欧州委員会のベニータ･フェレロ=ヴァルトナー(Benita Ferrero-Waldner)対外関係・近隣政策担当委員がニューデリーで関係文書に調印した。
シン首相によると、核融合研究協定は、インドとＥＵ間の核融合領域における長期的な研究協力を目指すとともに、国際熱核融合実験炉(ITER:International Thermonuclear Experimental Reactor)プロジェクトの一環を成している。インドは既に米国、EU、ロシア、中国、日本、韓国とともにおよそ46億ユーロ(US$54億)のITERプロジェクトに参加している。