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2009-12-04 ArtNo.42918
◆ONGCコンソーシアム、イラン・ガス田開発に100億投資
【ニューデリー】インドの国営石油天然ガス開発会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は英国拠点のHinduja Group及びPetronet LNGと共同でペルシャ湾南パース・ガス田第12フェースの40%権益を取得、およそ100億米ドルを投資する。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが12月2/3日報じたところによると、インドを訪問中のイランのSeifollah Jashnsaz副石油産業相は1日当地で以上の消息を明らかにした。それによるとONGCの海外事業子会社ONGC Videsh Ltd (OVL)とヒンドゥジャ・グループのAshok Leyland Projects Services (ALPS)はイラン当局と幅広い内容の協定に調印した。同協定の下、コンソーシアムは、イランにおける2つの大型ガス田の開発とLNGプロジェクトに約100億米ドルを投資、その見返りにインドは長期ベースで年間最低600万トンのLNGの供給を受ける。
南パース・ガス田は28フェーズに分けて開発され、中でも12フェーズは最大の規模を備えている。同12フェーズの開発コストは75億米ドルと見積もられる。
ONGCとALPS及びPetronet LNGはIran LNGに20%出資する契約に調印した。Iran LNGは、南パース・ガス田第12フェースで採取されたガスをLNGに転換し、輸出するプロジェクトに43億2000万米ドルを投資する。
イラン当局は、OVLがペルシャ湾鉱区(Farsi block)で大型ガス田を発見した実績を評価し、同鉱区の開発権を付与する方針を決めた。OVLはIndian Oil及びOil Indiaと協力してFarzad-Bガス田の開発に55億米ドルを投資する。
イランは外国企業による油田やガス田の所有を認めず、投資の見返りとして固定費用を支払う方式を採用しており、インドに関してはLNGで支払いを行う。
インドが南パース・ガス田第12フェースに40%を超える投資を行うなら、LNGプロジェクトに対する出資率もそれに応じて引き上げることができると言う。インドはこれまで米国に配慮しイランに対する投資を控えて来た。
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