SEAnews 2009-12-18 ArtNo.42964

【チェンナイ】グローバル石油化学企業LyondellBasell Industries(LBI)は、Hyundai Engineering Plastics (HEP)と、後者がインド国内において前者の特許技術および調剤法を用い2種類の新世代化学物質を製造する設備使用(tolling)／マーケッティング契約を結んだ。
エコノミック・タイムズが12月11日、LBIのステートメントを引用し報じたところによると、HEPはタミールナド州Chennaiの工場で自動車産業部門で広く用いられるプロピレンホモポリマー『Hostacom』およびポリプロピレン『Hifax』を製造、LBIはこれら製品を独占的にマーケッティングする。これにより、LBIはインド自動車産業に地元で製造した製品を競争力ある価格で納入できる。
LBIはHEP製素材Supolを北米と欧州で販売／マーケッティングする契約を2006年に結んでおり、今回の契約は両社の既存の提携関係を拡大させたもの。
ちなみにインドのコングロマリットReliance Industries Ltd(RIL)は、先月、LBIの支配権益買収を目指し初歩的な無拘束提案(preliminary non-binding offer)を行ったと発表した。