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2010-01-12 ArtNo.42995
◆エントリー・レベル・モーターサイクル復権
【ニューデリー】一時、薄利多売のエントリー・レベル・モーターサイクルからより付加価値の高いパワー・バイクにマーケッティングの重心をシフトしていた二輪車メーカー各社は、ここに来て競って同セグメントに新モデルを投入、市場シェアの拡大を図っており、エントリー・セグメントが再び脚光を浴びている。
ビジネス・スタンダードが1月8日伝えたところによると、最初に通勤者らの注目を集めたのは、125ccモーターサイクルShineのプラットフォームに、様々な機能を追加し、よりスタイリッシュになったHonda CBF Stunner。CBF Stunnerの成功にヒントを得たホンダは、一、二年後にスーパーバイクCB1000Rのスタイルを取り入れたCB Twisterを発売した。これは5万ルピー未満のモーターサイクルを愛用する通勤者らの常識を越えたものだった。2010年自動車ショーでUnicorn Conceptを紹介したホンダは、この種のモデルを今後より多く市場に投入する構えだ。
エントリー・レベルの顧客が決して利便性のみを求めている訳ではないことに気づいたのはホンダだけではない。ヤマハはこれまでの150ccモーターサイクルとは全く異なるスタイリッシュなFZ16、R15を発売、インド・モーターサイクル市場のメイン舞台に華々しくカンバックした。ヤマハもオート・エキスポにおいて、小排気量ながらボリューム販売を実現するある種のコンセプトを紹介した。
モーターサイクルの外観に磨きをかけ販売量の大幅な拡大を実現したのは、決して外国メーカーだけではない。その実、消費者の財布のヒモを緩めさせ、最大の利益を実現したと言う点では地場二輪車最大手Bajaj Auto Ltd(BAL)の右に出るものはない。実際のところ、エントリー及びエグゼクティブ・セグメントの中心を100ccから125ccにシフトする戦略に基づき125ccのモーターサイクルDiscoverを投入したのはBALが最初だった。同社は引き続いてXCD 125、XCD 135モデルを紹介したが、市場はさしたる反応を示さなかった。こうした失敗を経た後、BALはスタイリッシュで、潜在的バイヤーの購買意欲を刺激するのに十分な低価格とダイナミックなセールス・パッケージをセットにしたPulsar 135を最近発売、過去の失敗を見事に挽回した。
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