【ニューデリー】インド政府は17日、Bharti Airtelがクウェート企業Zain Telecomのアフリカ業務を107億米ドルで買収する計画を支持すると表明した。
デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが2月17／18日伝えたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が17日主催した会議の会場で、Salman Khurshid法人問題省専門担当国務相は、「Bharti経営陣から何ら申し出は受けていないが、もし彼らがそれを望むなら自分は喜んで支援する。何故なら彼らは決して単独で海外に進出する訳ではない。彼らは我々のフラッグ・ベアラ(flag-bearers)だ」と語った。
これはBhartiにとってアフリカにおける3度目の大規模な買収計画で、これ以前に同社は2度にわたり南アフリカの電信会社MTN Groupの買収を図ったが、何れも失敗した経緯がある。
少なからぬ投資家が同社の海外における野心的買収計画に懸念を表明する中、政府サイドから支持が表明されたことは、Bhartiにとって大きな励ましになりそうだ。