SEAnews 2010-04-07 ArtNo.43272

【バンガロール】カレンダー・イヤー2009年のインド携帯端末販売は1億154万ユニットと、ほぼ前年並み。メーカー別ユニット販売では、フィンランドのNokiaのシェアが54.1％と断トツ。
エコノミック・タイムズが4月3日市場調査会社IDC Indiaの報告を引用し伝えたところによると、上半期の販売が低調だったことが、伸び悩みの主因。しかし2009年第4四半期の販売量は2836万ユニットと、前年同期比2.3％の伸びが見られた。
メーカー別シェアでノキアに続くのは韓国Samsungの9.7％、同じく韓国のLGが6.4％で3位につけた。いわゆる新参ベンダー(new vendors)28社の通年のシェアが12.3％で、第4四半期に限っては17.5％に達した。ちなみに2008年第1四半期の新参ベンダー5社の合計シェアは0.9％で、新規参入の増加とそのシェアの拡大が目立った。
IDC IndiaのNaveen Mishra主任アナリスト(携帯端末市場担当)によると、低・中価格帯市場には、コピーキャット製品が氾濫しており、この種の製品は見た目にはハイエンドなスマートフォーンと変わらないが、価格は10分の1以下で、こうした傾向はなおしばらく続く見通しと言う。