SEAnews 2010-04-28 ArtNo.43345

【アーマダバード】昨年二輪車事業に進出を果たしたインド最大の多用途車(utility vehicles)メーカー、Mahindra & Mahindra (M&M)は目下、250～1000W(ﾜｯﾄ)の電動スクーターの開発に取り組んでいる。
ビジネス・スタンダードが4月22日報じたところによると、M&Mは来年末までに電動スクーターを発売する計画だ。電動スクーターの開発については、傘下のKinetic Motorが独自の技術を保持している。現在の国内電動二輪車市場規模は10万台ほどで、Electrotherm IndiaとTVS Motorsが市場をリードしており、電動二輪車市場の開拓は長期目標と言える。
M&MとKinetic Motor Co Ltdの80：20の合弁に成るMahindra Kinetic Scooters and Motorcycles Ltd(MKSM)のAnoop Mathur社長およびD Shinde副社長によると、2009－10年には二輪車7万台を販売、昨年はまた125ｃｃスクーター3モデル：Mahindra Rodeo／Duro／Flyteを発売した。
2011年にはモーターサイクル新モデルの発売も予定している。モーターサイクル市場は年間800万台の規模を備えており、MKSMも同市場の開拓に照準を合わせている。マドヤプラデシュ州Pithampurの二輪車工場の年産能力は50万台で、モーターサイクル・モデルの開発ではイタリア企業Engines Engineeringおよび台湾企業Sanyang Industry Company Ltdの協力を得ると言う。