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2010-04-30 ArtNo.43355
◆ケアン、ラジャスタン油田第2処理工場の操業開始
【ニューデリー】Cairn India Ltd(CIL)はラジャスタン州Barmer県に位置するMangala油田に設けた第2原油処理施設『Train-2』の操業を開始した。これによりCILはインドで最も豊富な埋蔵量を有する油田の生産量を一層拡大できる。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが4月25/26/27日伝えたところによると、タール砂漠(Thar desserts)のただなかに存在するマンガラ油田は現在日量約3万バレル、年間にして150万トンの原油を産出している。マンガラ油田で生産された原油はバルメール県付近に設けられた『トレイン1』で処理された後、製油会社に供給されるが、来年はBhagyam油田とAishwariya油田の商業生産も開始される。
ちなみに政府により認可された出荷量はマンガラ油田が日量12万5000バレル、Bhagyam油田が同4万バレル、Aishwariya油田が同1万バレル、合計17万5000バレルとなっている。
業界観測筋によると、トレイン2は日量5万バレル、年間250万トンの原油を処理できる。このためCILはマンガラ油田の日産量を8万バレル、年間400万トンに拡大できる。マンガラ油田の日産量は今年下半期には12万5000バレルのピークに達する見通しだ。CILはラジャスタン州における原油日産量を24万バレルまで高めることが可能で、これはインド最大の油田Mumbai Highに匹敵する。
CILのRahul Dhir重役(CEO)は先月、Murli Deora石油相、S Sundareshan石油省次官、炭化水素総局(DGH:Directorate General of Hydrocarbons)のS K Srivastava総監に対し、タール砂漠油田の原油生産能力が、当初予想を37%上回ると報告した。それによると、ラジャスタン鉱区の潜在資源量は石油換算で65億バレルと見積もられる。この見積を基準にすると日量24万バレルの原油生産が可能である。ただし必要な認可を取得し、追加投資を行うことを前提とする。
業界筋によると、CILはトレイン3と、タール砂漠油田とグジャラート州Salayaを結ぶ全長670キロの加熱装置付きパプラインを建設しており、何れも向こう数ヶ月間に完成する見通しだ。これによりマンガラ油田の生産量をピークにまで引き上げることができる。現在マンガラ原油は加熱装置付きトラックでグジャラート州Kandla港に運ばれ、そこからMangalore Refinery and Petrochemicals(MRPL)とReliance Industries Ltd(RIL)の製油所に供給されている。CILは政府指定のMRPL/Hindustan Petroleum/Indian Oil/RIL/Essar Oilに日量14万3000バレルの原油を供給する契約を結んでいる。
一方、DGHは、CILが報告した政府の認可量を上回る油田の追加キャパシティーを、新たな発見として承認すべきか否かについて石油省の意見を求めている。CILは最近バルメール鉱区の確認原油埋蔵量を当初の40億バレルから65億バレルに引き上げた。CILは、上方修正した原油埋蔵量に関するコンサルタント会社DeGolyer and MacNaughtonの報告書を政府に提出した。同報告書は、原始埋蔵量(In-place Reserves)/埋蔵量(contingent resources:評価段階の既発見構造)/想定資源量(prospective resources)の3部分から成っている。
DGHは、生産分与協定(production sharing contract)の条文規定を超えた埋蔵量を如何に処理すべきか、石油省の見解を質している。いわゆる埋蔵量は採掘可能な潜在性を有するが、現時点ではまだ商業生産が可能な埋蔵量とは見なされていない。消息筋によると、この種の埋蔵量には、第1に政府認可の対象外、第2に技術・経済的採算性を有しないと言う2つのアスペクトが存在する。CILのDhir重役もその報告書に、『政府の必要な認可取得と追加投資を前提にする』と言う但し書きをつけている。
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