【チェンナイ】タミールナド州Chennai拠点のBGR Energy Systems Ltd(BGRES)は、過半数権益を握る子会社2社を通じ電力設備製造業者日立(Hitachi Ltd)と、ボイラー／タービン／発電機に関わる超臨界圧技術協定を結んだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月1日伝えたところによると、BGRESは証券取引所に以上の報告を行った。それによると、BGR Turbines Company Pvt Ltdは日立と600～1000MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の超臨界圧スチーム・タービンおよび発電機に関わる技術協力契約を、またBGR Boiler Pvt Ltdはドイツ拠点のHitachi Power Europe GmbHと、660～1100MWの超臨界圧ボイラーに関する技術協力契約を、それぞれ結んだ。
消息筋によると、契約に調印したBGRESの2子会社は、元々BGRESと日立の合弁会社であることから、今回の契約調印は、BGRESと日立の協力関係の一層の拡大・緊密化を示している。BGRESは、超臨界圧発電設備を製造する新たな工場も設ける計画で、用地を物色していると言う。
一方、BGRESは、ラジャスタン州Suratgarhと同州Chhabraに660MWの発電施設を各2基設置する計画に入札した。消息筋によると、先週金曜(4/30)が入札の締め切り日で、BGRESは、同じ日に日立との技術協力契約調印を発表している。