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2010-05-18 ArtNo.43413
◆インド自動車産業、FTA締結に乗じインドネシア市場開拓目指す
【コルカタ】インド自動車産業は、東南アジア諸国連合(ASEAN)との商品取引に関する自由貿易協定(FTA:free-trade agreement)が締結されたのに乗じ、インドネシアにプレゼンスを築くことに関心を高めている。インドネシア駐在のBiren Nandaインド公使によると、サービスと投資に関するFTAも1年内に締結される可能性があり、そうなれば自然資源に富んだインドネシアに対するインド投資が大幅に拡大するものと予想される。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月14/15日報じたところによると、インドとASEANが締結したFTAの下、インド製自動車に対するインドネシアの輸入関税は段階的に5%まで引き下げられる。Nanda公使によると、Maruti Suzuki Indiaは既に、中国/インド/米国に次ぐ世界第4位の人口を有するインドネシアへのコンパクト・カーEstiloの輸出を開始した。Tata Motors Ltd(TML)もディーラー網の構築を図っている。TMLは2009年にジャカルタで催された『Made-in India』貿易展にスポーツ・ユーティリティー車(SUV)、ピックアップ車、セダンを展示した。ナンダ公使はインド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)を通じ、2011年『Made-in India』貿易展にはNanoを展示するようTMLに働きかけている。
この他、Bajaj Auto Ltd(BAL)とTVS Motor Company Ltd(TVSMC)は、インドネシア二輪車市場における販売網の拡張に取り組んでいる。インドネシアの三輪車市場に早くからプレゼンスを有するBALは、目下のところ二輪車高付加価値市場の開拓に照準を合わせている。これに対して比較的新参のTVSMCは二輪車ボリューム市場をターゲットにしている。
インドネシアの自動車市場は伝統的に日本企業により支配されており、成熟している。このためインドの自動車会社はスタート時点から全国をカバーするサービス・インフラを構築する必要がある。
自動車補助工業領域にはMindaとPrecolが既にプレゼンスを築いており、輸出も拡大傾向にある。
インドは過去20年近くルック・イースト政策を採用し、東アジア諸国との貿易拡大に努めて来た。ASEANとのFTA協定締結は、インド企業の東南アジア市場進出のための門戸を開いた。インド自動車産業がその最大の受益者になる見通しだ。インドとASEANの貿易は目下年率28%の成長を遂げており、2、3年内に700億米ドルの大台に乗るものと見られる。
インドネシアはASEAN諸国の中で、シンガポールに次ぐ貿易相手国で、貿易額は2005年の40億米ドルから2008年の100億米ドルに拡大した。2009年の貿易額は横ばいだったが、2010年初2ヶ月の貿易額は20%以上の成長を見ている。インドネシアからの輸入額に占める石炭やパーム油等の資源ベースの商品の比率はこれまでの50%から40%に低下、付加価値製品の比重が増している。このことはインドからインドネシアへのエンジニアリング製品の輸出が拡大する潜在性を示している。
インドとASEANは、サービスと投資に関するFTA締結にともに強い関心を寄せており、さしたる障害も存在せぬため、1年以内に合意に達するものと見られる。
EssarとJindal Steelはそれぞれ製造施設をインドネシアに設けており、National Aluminium Company(NALCO)は、石炭資源が豊富なボルネオ島カリマンタンにインドから輸入したアルミナを原料に用いる年産50万トンのアルミニウム製錬施設と1250MW(メガワット)の発電施設を設けることを計画している。
インドネシアはこれまで鉱業部門への外国直接投資を認めていなかったが、最近同規制を緩和した。このため炭坑部門へのインド投資も今後急増が予想されると言う。
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