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2010-05-25 ArtNo.43435
◆宝鋼、Visa Steelと新規合弁事業準備
【コルカタ】宝鋼資源有限公司(BSR:BaoSteel Resources of China)は、合弁会社Visa Bao Ltd(VBL)を将来のインドにおける様々なプロジェクトの機関車として利用する計画だ。BSRが35%、地元パートナーのVisa Steel Ltd(VSL)が65%、それぞれ出資しているVBLは、目下オリッサ州Kalinganagarでクロム鉄の製造プロジェクトを手がけている。
ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月20/21日報じたところによると、VSLのVishambhar Saran会長はこのほど以上の消息を語った。それによると、BSRは原料の安定供給確保に関心を抱いているが、今や、如何なる国も国内資源を単なる原料として輸出することを望まない。そこでBSRは原料に付加価値をつけて輸出することに方針を転換した。
BSRとVSLが合弁で設立したVBLは、260クロー(US$5652万)を投じカリンガナガルに年産10万トンのクロム鉄製造施設を設ける事業に取り組んでいる。各16.5MVA(メガボルトアンペア)の溶鉱炉4基が設けられる予定で、プロモーターらはすでに自己資本として91クロー(US$1978万)を注入、金融アレンジの詰めを進めている。生産されたクロム鉄は全量中国に輸出され、内70%が宝鋼のステンレス・スチール工場に供給される。BSRとVSLは、クロム鉱、ペレット、スチールの生産に関しても合弁の可能性を検討している。
VSLはマンガン鉄とシリカマンガンの製造施設や、別のクロム鋼製造施設を、独自に設けることも計画している。クロム鉱の生産についてはOrind社と合弁を組んでいる。
現在溶銑(hot metal)が製造されているオリッサ州の既存施設には、年産各50万トンの特殊鋼融解施設と特殊条鋼製造施設、そして発電施設から成る総合的な特殊鋼製造施設が設けられる。今年11-12月に特殊鋼製造施設が稼働する予定で、年産能力は徐々に150万トンまで拡大される。しかし年産能力を拡大するには675エーカーの用地を追加取得する必要があり、用地追加取得に関するオリッサ州政府の認可はまだ得ていない。
チャッティースガル州における年産250万トンのスチール製造プロジェクトは来年稼働する予定で、VSLは、ジャールカンド州にも同様の施設を設ける可能性を検討している。VSLのVishal Agarwal重役によると、チャッティースガル州のプロジェクトには1000エーカーの土地が必要とされ、同社は既に250エーカーの土地を確保しているが、さらに用地を追加取得する必要があり、そのための公聴会が準備されている。
VSLは、オリッサ州Keonjhar県における鉄鉱山のライセンス取得手続きも進めている。これまで鉄鉱石はOrissa Mining Corporationから供給を受けて来たが、同社からの供給がストップしたため、今は民間業者から調達している。オリッサ州政府が州内の違法鉱山の取り締まりを強化する中、VSLの高炉は鉄鉱石の供給が得られず、稼働を停止した。
VSLは約60万トンの石炭を輸入し、低アッシュの冶金用コークス40万トンを製造、内約15万トンを社内で使用、残りは売却している。
VSLは焼結炉とペレット製造施設を設けることも計画している。
VSLの第4四半期売上げは前年同期の290.39クローから407.28クロー(US$8854万)に40.25%増加した。税引き前利益は前年同期比117.53%増の30.58クロー(US$665万)、税引き利益は同114.92%増の16.51クロー(US$359万)を、それぞれ記録した。通年の売上げは前年比12.59%増の1171.48クロー(US$2.55億)、税引き前利益は同185.79%増の85.68クロー(US$1863万)、税引き利益は同170.98%増の47.42クロー(US$1031万)をマークした。
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