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2010-06-30 ArtNo.43570
◆Mahindra Aerospace、インドのEmbraer目指す
【バンガロール】地元の多用途車(utility vehicle)及びトラクター・メーカーMahindra & Mahindra(M&M)は、250クロー(US$5435万)を投じ、航空機部品の製造と小型ターボプロップ機の組み立て事業に進出、急成長する航空機ビジネスの波に乗り、世界第4位の航空機会社に成長したブラジルのEmbraerの奇跡をインドで再現する計画だ。
ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月26/27/28/29日報じたところによると、昨年12月に、オーストラリアの小型機製造会社Gippsland Aeronauticsと同じくオーストラリアの航空機部品会社Aerostaffの75%の権益を手に入れたM&MのAnand Mahindra副会長兼MDは26日、世界周航中のGippsAero GA8-TC Airvanのバンガロール到着記念式典の席上、以上の抱負を語った。それによると、傘下のMahindra Aerospaceを通じて行う250クローの投資の内150クロー(US$3621万)は航空機部品の製造業務に、100クロー(US$2174万)は小型機の組み立て業務に、それぞれ充当する。
M&Mは、バンガロール近郊に開発が予定される航空機産業特別経済区(SEZ)内に新工場を設ける問題をカルナタカ州政府と協議している。しかしバンガロールSEZはまだ開発の初歩的段階にあり、直ちに工場を建設できないため、アンドラプラデシュ州Hyderabad等の他のSEZも候補地として検討している。向こう12~18ヶ月間に新工場を完成させ、インド空軍やHindustan Aeronauticsへの部品の納入を目指す。航空機の組み立てには関係認可の取得等に時間を要するため、直ちに開始することはできない。Gippslandは2~20人乗りターボプロップ機の製造を手がけており、乗客輸送や農業領域では、特に8人、10人、14人乗り航空機の需要が良好と言う。
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