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2010-07-30 ArtNo.43708
◆企業動静:鉄鋼産業
○JFE、JSW Steelの14.99%権益取得
【ムンバイ】ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが7月28日報じたところによると、世界第5位の製鉄会社JFEホールディングスは、優先割り当てを通じインド第3位の鉄鋼メーカー、JSW Steelの14.99%権益を取得する。これによりJFEはインドに足場を築くことができ、JSWは最低4800クロー(1株1331ルピー、総額US$10.21億)、最大5700クロー(1株1500ルピー、総額12.13億)の新資金を調達、目下1万7700クロー(US$37.66億)の負債を軽減できる。JFEはまた自動車市場開拓に必要な技術支援も提供する。
○JSW Steel、メガ鉄鋼プロジェクトの実行を再度延期
【コルカタ】ファイナンシャル・エクスプレスが7月28日報じたところによると、JSW Steel Ltd(JSL)は、5万クロー(US$106.4億)を投じ西ベンガル州Paschim Medinipur県Kharagpur近郊Salboniに年産1000万トンの鉄鋼プラントを設ける計画を再度延期した。同社は遅延の理由を明確にしていない。
○JSW Infrastructure、オリッサ州に専用港建設
【ブーバネスワル】オリッサ州政府は、JSW Infrastructure Ltdが2238クロー(US$4.76億)を投じてBalasore県Bichitrapurに専用港を設ける計画に最後の点検を加えている。
ビジネス・スタンダードが7月27日伝えたところによると、これは独立の機関による、プロジェクト候補地の技術面の事業化調査が完了したのに伴うもの。
○ArcelorMittal、Barunei港開発権巡りAdani他3社と競争
【ブーバネスワル】ArcelorMittalは、オリッサ州Kendrapara県Baruneiに新港を開発するプロジェクトの獲得を目指し、Adani Group他3社と競争している。
ビジネス・スタンダードが7月28日報じたところでは、オリッサ州政府は当該プロジェクトのパートナーを選考する国際競争入札を募集した。その結果、①ArcelorMittal、②Adani Group傘下のMundra Port and Special Economic Zone Ltd、③チェンナイ拠点のSecal Logistics、④ジャールカンド州のAdhunik Metaliks、⑤チェンナイ拠点のSPI Infrastructureが、入札意向書(EOI:expression of interest)を提出したと言う。
○NMDC、神戸製鋼とアイアンナゲット製造
【ハイデラバード】National Mineral Development Corporation (NMDC)は、神戸製鋼の技術支援を得てアンドラプラデシュ州PalaonchaのSponge Iron India Ltd (SIIL)工場に年産50万トンのアイアンナゲット(iron nugget)製造施設を設ける。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月27/28日伝えたところでは、SIILの海綿鉄年間製造能力を6万トンから30万トンに拡張する計画は、海綿鉄の需要が軟化しているため、暫時棚上げする。アイアンナゲット製造施設を設けるコストの見積とプロジェクトの概要は、向こう数ヶ月で完成すると言う。
○NMDC、ロシアの炭坑買収協議
【バンガロール】National Mineral Development Corporation (NMDC)は、ロシアのKolmarからコークス用炭鉱山2カ所を4億米ドルで買い取る交渉を進めている。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが7月27日報じたところでは、NMDC幹部はこのほど以上の消息を語った。それによると、鉱山の1つは既に操業、残りも間もなく操業する予定で、年間合計50万トンのコークス用炭が製造できる。NMDCは近くデューディリジェンスを開始すると言う。
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