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2010-09-08 ArtNo.43894
◆適切な現金化プランの欠如が空港局資産急減の主因:KPMG
【ニューデリー】空港不動産を現金化(monetise)する適切なビジネス・プランを保持せぬため、インド空港局(AAI:Airports Authority of India)の資産が大幅に縮小している。
ファイナンシャル・エクスプレスが9月7日報じたところによると、国際会計会社KPMGは以上のように警鐘した。それによると、AAIの現在の資産評価額は、2万~3万クロー(US$42.56億-63.84億)と、AAIが上場前に見積もった評価額の3分の1に縮小している。しかしKPMGは、AAIの実質資産が同評価額を上回るものと見ている。AAIはその膨大な不動産資産を商業利用する適切なプランを保持していないため、評価額の縮小を招いている。
AAIは現在全国の128空港を管理しており、これらの空港に付属するおよそ4500エーカーの土地を保有している。これらには国際空港14、飛び地25、通関施設8、国内線空港81が含まれる。
GMR groupに率いられるDelhi International Airport Ltd (DIAL)等の民間空港会社は、非航空事業から45%の収入を得ているが、AAIは非航空事業から20%の収入を得ているに過ぎない。民間空港は同シェアを70%に引き上げることを目指している。
現行第11次五カ年計画期間に1万2434クロー(US$26.46億)の拡張近代化計画を進めるAAIは、西ベンガル州Kolkataやタミールナド州Chennaiの空港の他、非メトロ空港35の開発のために、資本ベースを拡大し、一層多くの資金を注入する必要に迫られていると言う。
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