NNNNNNNNNNNNNNNN
回光返照 SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
Let's turn the light inwards, illuminate the Self.
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
About Us Your Comment
2010-09-24 ArtNo.43963
◆RILのガス増産遅延で肥料業界の拡張計画に支障
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)の天然ガスの増産がスケジュール通り進まず、供給拡大に遅れが生じたことから、国内肥料業界の総額59億米ドルの化学肥料増産計画も遅延し、肥料の輸入が今後拡大する見通しだ。
ファイナンシャル・エクスプレスが9月23日伝えたところでは、インド肥料協会(FAI:Fertilizer Association of India)のSatish Chander理事長は「天然ガスの供給が確保されないなら、銀行も金融アレンジに応じないため、現状では肥料設備を拡張したり、新設することはできない」と語った。同氏によると、国内の食料需要が増加し、肥料の国内生産が停滞する中で、今年の肥料輸入は700万トンに拡大する見通しと言う。世界最大のカリ肥料輸入国のインドは人口12億人の需要に応じるため食料生産の拡大を強いられている。
RILが2002年にインド東海岸沖合で天然ガス田を発見した時、Indian Farmers Fertilisers Cooperative(Iffco)とRashtriya Chemicals & Fertilisers(RCF)は合計6工場を建設、10年ぶりに尿素の製造能力を拡張した。これに伴い化学肥料の輸入は縮小した。
肥料会社は原料としてのナフサの使用を縮小、天然ガスに転換して来た。ナフサの価格は、国産天然ガスの2倍以上する。FAIのChander理事長によると、国産天然ガスを用いた場合、尿素のトン当たり製造コストは220米ドルだが、ナフサを用いた場合のそれは500米ドルにのぼる。IFFCOのKL Singh技術サービス部長によると、同社は1年前にRILがガスの生産を拡大すると聞き、新工場の建設を計画した。しかしRILは今年7月27日、「ベンガル湾のKG-D6鉱区のガス生産量は、キャパシティーを下回っており、目下、ガス田を再評価し、安全対策の検討を進めている」と発表した。
ムンバイ拠点のKPMG Advisory ServicesのArvind Mahajan常務取締役(ED)兼エネルギー&天然資源主任は「肥料工場が最大の影響を受けた」と語る。それによると、RILのガス生産の遅れは、肥料業界に波及効果を及ぼしている。輸入天然ガスのコストは2倍以上するため、輸入天然ガスを原料に用いることはできない。Murli Deora石油相が8月26日の国会答弁で語ったところによると、RILのガス価格は1mmbtu(million metric British thermal unit)当たり4.20米ドル、これに対して輸入天然ガスのコストは同9.40米ドルにのぼると言う。
○Oswal、AP州にUS$15.5億肥料工場建設
【ハイデラバード】地元の肥料会社Oswal Chemicals & Fertilisers Ltd(OCFL)は約7000クロー(US$15.55億)を投じ、アンドラプラデシュ州に100MW(メガワット)の自家発電施設を含む肥料工場の建設を計画している。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが9月23日報じたところによると、OCFLのAbhay Oswal会長兼MDは21日、アンドラプラデシュ州のK Rosaiah首席大臣と会見し、以上の提案を行った。それによると天然ガス・ベースの年産120万トンの尿素製造プラントのコストは5000クロー(US$11.11億)、燐酸二アンモニウム(DAP:di-ammonium phosphate)製造施設のそれは2000クロー(US$4.44億)と見積もられる。これに対してRosaiah首席大臣は提案を早急に、また前向きに検討することを約束したと言う。
○グジャラート州石化産業の国内貢献率75%以上にアップ
【アーメダバード】インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)と国際会計会社PricewaterhouseCooper(PwC)の共同報告書によると、目下、インドの石油化学製品生産に62%貢献しているグジャラート州の石油化学産業は、今後同比率を75%以上に高めるとともに、化学品輸出にも15%貢献する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが9月23日伝えたところによると、グジャラート州には、①Vadodara/②Bharuch/③Ahmedabad/④Bhavnagar/⑤Jamnagar/⑥Mehsana/⑦Anand/⑧Valsadに8つの化学品クラスターが存在し、同州のポリマー年産能力は118万トン、エチレンのそれは123万トン、プロピレンのそれは147万5000トンと、同州は主要化学品の国内生産に51%以上貢献している。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.