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2010-10-13 ArtNo.44049
◆道路事業にUS$410億民間投資導入:陸運相
【ニューデリー】インド政府は、2014年までに3万5000キロの道路を建設することを目指しており、予想建設コスト700億米ドルの内410億米ドルを外国直接投資(FDI:foreign direct investment)を含む民間資金で賄う方針だ。
エコノミック・タイムズが10月11日報じたところによると、Kamal Nath陸運相はオーストラリア高等弁務官事務所が主催したオースト宴潟A投資家との会議の席上、以上の計画を明らかにし、道路事業への積極的投資を呼びかけた。
同相によると、インドには現在7万キロの幹線国道(national highways)が存在するが、全国330万キロの道路網の2%を占めるに過ぎない。インド政府は全国幹線道路開発計画(NHDP:National Highways Development Project)の下、公共民間協力(PPP:Public Private Partnership)方式により、1日当たり20キロの幹線道路を建設することを目指している。PPP方式の幹線道路プロジェクトの60%にはBOT(build, operate and transfer)契約が採用される。
陸運省は長さ約500キロ、工費約5億米ドルのメガ・プロジェクトを検討している。この種のプロジェクトは、有る程度の規模を備えた投資対象を物色する外国投資家の関心を引くものと見られる。今後5年間に道路事業に投じられる410億米ドルの民間投資の内、外国直接投資は100億米ドル前後を占める見通しだ。
インド政府は最近、外国機関投資家(FII:foreign institutional investor)による国債と社債に対する投資の上限を各50億米ドル引き上げるとともに、インフラストラクチャー関連企業が発行する社債に別途50億米ドル追加投資することを認めた。
インド政府がインフラストラクチャーの供給不足を解消するために採用したこの種の施策は国際機関投資家やインフラストラクチャー企業に、NHDPに参画する大きな機会を提供するものと言える。
オーストラリアの主要な投資家はインドのインフラ開発事業に既に強い関心を表明しており、例えばLeighton Groupは、インドの道路事業に3億米ドル以上を投資する意向を表明していると言う。
○カナダ、インド道路事業にUS$30億投資:陸運相
【ニューデリー】これまで欧米、取り分け米国に投資を集中して来たカナダは、最近になって投資先の分散を図っており、今後5年間にインドの幹線道路(highways)プロジェクトに30億米ドルを投資する見通しだ。
エコノミック・タイムズが10月7日伝えたところによると、Kamal Nath陸運相はこのほど以上の見通しを語った。それによると、カナダの年金機構や保険会社にとって、インドの長期性インフラストラクチャー基金は理想的な投資対象と言う。
○道路建設の入札手続きを簡素化
【ニューデリー】インド全国幹線道路局(NHAI:National Highways Authority of India)は、近く道路プロジェクト入札業者の事前資格審査を廃止するとともに、入札業者の年次リストを作成する。これによりプロジェクトの入札から発注までの時間が僅かながら短縮されるものと期待されている。
ファイナンシャル・エクスプレスが10月12日報じたところによると、NHAIオフィシャルは、Kamal Nath陸運相が10月8日主宰したコンサルタント会社幹部らとの会議の席上、以上の消息を明らかにした。それによると、政府はまたプロジェクトのコストや工期の大幅超過を防止する狙いから、技術能力や財政能力を基準にした請負業者の等級制度を導入することを検討している。
世銀の2009年度レポートによると、道路プロジェクトの40%が25~50%の予算超過を来している。またKPMGとProject Management Instituteが今年3月に発表した報告書によると、1992~2009年の間に発注されたインフラ・プロジェクトの82%が所定の工期内に完成することができなかった。会議の席上、ナト陸運相は、コンサルタントらに、金融アレンジの時間を短縮する方策をただした。
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