SEAnews 2010-11-05 ArtNo.44160

【ニューデリー】インド乗用車(car)市場のおよそ95％のシェアを占める主要7社－①Maruti Suzuki India Ltd(MSIL)／②Hyundai Motors India Ltd(HMIL)／③Tata Motors Ltd(TML)／④General Motors India Ltd(GMIL)／⑤Ford India Ltd(FIL)／⑥Toyota Kirloskar Motor Pvt Ltd (TKM)／⑦Mahindra & Mahindra(M&M)－の10月の月間販売台数は、祝祭日シーズンの旺盛な需要に支えられ、輸出を含め前年同月比27％増の29万6064台をマーク、前月(9月)に記録した過去最高記録を早くも塗り替えた。インド自動車産業は今年9月には、前年同月比20.6％増の29万252台の乗用車を販売した。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネスライン、ザ・ヒンドゥーが10月1／2日報じたところによると、とは言え国内販売の好調は、取り分けMSILとHMILの輸出の大幅な落ち込みにより、減殺された。
MSILの10月の国内販売は前年同月の7万1551台から10万7555台に50.3％増加した。しかし輸出が18％下降する中、総販売台数は同8万5415台から11万8908台に39.21％増加したにとどまった。車種別に見ると、コンパクト・カーが45％強、多用途車(multi-utility vehicle)が91.8％、多目的車(multi-purpose vehicle)が151％、それぞれ増加した。
HMILの国内販売台数は昨年同月の2万8301台から3万4725台に22.7％増加した。しかし輸出は25％減少、この結果合計販売台数は昨年同月の5万1735台から5万225台に僅か0.9％増加した。輸出を含む合計販売台数は9月に記録した過去最高の3万1751台を上回った。
TMLの国内販売台数は昨年同月の2万11台から2万4478台に22％増加した。総販売台数は2万2232台から2万6503台に19％増加した。Nanoの販売台数は3650台と、前年同月を僅かに上回ったものの、前月の5250を下回った。乗用車輸出は、昨年同月の2221台から2025台に微減したが、商用車も含めると前年のほぼ2倍の5950台を記録した。商用車も含めた車輌総販売台数は昨年同月比21％増の6万4757台を記録した。しかしTMLが手がけるFiatの国内販売は、昨年同月の2221台から2025台に9％減少した。
M&Mの乗用車輌(passenger vehicle)国内販売台数は昨年同月の1万3114台から1万5908台に21％増加した。Loganの販売台数は前年同月比2倍以上の1079台を記録した。輸出も含めた車輌総販売台数は昨年同月比34.38％増の3万4495台を記録した。
GMILの10月の販売台数は昨年同月の7413台から1万51台に35.59％増加、特にChevrolet BeatとSparkが販売増加に寄与した。
FILの販売台数は昨年同月の3458台から9026台に161％増加した。コンパクト・カーFigoは今年3月の発売以来5万台の大台を突破した。
TKMの乗用車輌販売台数は昨年同月の5650台から6602台に19％増加した。しかしHonda Siel Cars India (HSCI)のそれは同6909台から5275台に23％減少した。