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2010-11-15 ArtNo.44189
◆工業成長率、4.4%に鈍化、過去16ヶ月来最低
【ニューデリー】今年9月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)の伸びは過去16ヶ月来最低の4.4%と、昨年同月の8.2%のほぼ半分に鈍化、今年8月の6.9%も下回り、連続2ヶ月下降線を辿った。
ヒンドゥー・ビジネスライン、デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズが11月12/13日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表を引用し報じたところによると、内訳は、IIPの80%の比重を占める製造業が4.5%(8.3%)、鉱業が5.2%(7.4%)、電力が1.7%(7.5%)と、軒並み昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を大きく下回った。
用途に基づき分類(use-based classification)した製造業各部門の伸び率は、資本財部門-4.2%(7.9%)、基本財部門3.5%(5.3%)、消費財部門5.2%(9.1%)、耐久消費財部門10.9%(21.9%)、非耐久消費財部門2.5%(3.9%)、中間財部門10.3%(10.6%)と、取り分けIIPの9%の比重を占め、景気の先行指標とされる資本財部門が前月に続きマイナス成長を記録したことが最大の懸念材料と言える。
中央銀行の金利引き上げに加え、広範囲な業種の需要が沈滞する中、全国産業分類(national industrial classification)主要17業種中4業種がマイナス成長に陥り、別に5業種の成長率も5%未満にとどまった。
一部のアナリストは、データの信憑性に疑問を呈している。それによると、8月のIIP成長率は当初発表の5.57%から6.92%に上方修正されており、おそらく9月の成長率も多少に関わらず上方修正されるものと予想される。IIPの指数そのものは325.6と、前月の309.1から改善している。
いずれにしても年初6ヶ月(2010/4-9)のIIP成長率は依然10.2%(6.3%)の二桁成長を維持した。今年上半期には製造業部門が11%(6.2%)、鉱業部門が8.7%(7.9%)、電力部門が3.8%(6.7%)と、電力部門以外は、昨年同期の伸びを上回った。
中央銀行のSubir Gokarn副総裁補は、「IIP成長の突然の失速は予想外」とするとともに、「企業収益や税収等の指標は、数四半期前の急成長には及ばないものの、経済の復調が持続していることを物語っている」と述べた。Pranab Mukherjee蔵相も「これは懸念すべき問題だ。何故こうなったか、分析する必要がある」とコメントした。アナリストらは中央銀行が一層の金融引き締めを暫時見合わせ、様子を見るものと予想している。
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