SEAnews 2010-11-23 ArtNo.44214

【ニューデリー】カルナタカ州のBS Yeddyurappa首席大臣の土地汚職疑惑に対する野党の攻勢が強まる中、首席大臣の地位が風前の灯火になっている。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダードが11月20／21日伝えたところによると、インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)中央本部は幹部会において同問題を協議したが解決策を見いだすことができず、州議会の他の政党とも話し合い、数日以内にニューデリーで再度会合、最終方針を決める見通しだ。Yeddyurappa首席大臣は少なくともその間は地位を維持できそうだ。
○国民会議派、土地問題でBJPに反撃
【ニューデリー】野党勢力が第二世代(2G)周波数域問題でManmohan Singh首相に対する攻勢を強める中、国民会議派は、インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)がカルナタカ州における土地疑惑に沈黙を守っていることを非難、反撃に転じている。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが11月20日報じたところによると、国民会議派のスポークスパースンShakeel Ahmed氏は、uカルナタカ州の土地疑惑に関して誰が沈黙を守っているかは明らかだ。州政府所有地の半ばを身内に与えたと見られるB S Yeddyurappa首席大臣は、密かに中央の指導者と会談した後、人目を忍んで首都を後にした。しかしBJPリーダーの一人として土地問題に言及するものはない」と指摘した。
○Ｋ州首席大臣、辞職の可能性否定
【ニューデリー】インド人民党(BJP:Bharatiya Janata Party)は20日、カルナタカ州における土地疑惑を承知しており、対策を検討中であるとの声明を発表した。しかし一等地を不正に身内に払い下げたとの疑いを抱かれているB.S. Yeddyurappa首席大臣は、同問題で辞職する可能性を否定した。
デカン・ヘラルドが11月20日伝えたところによると、BJPのスポークスマンRavi Shankar Prasad氏は「党は首席大臣を召喚し、彼の意見を聴取、問題を把握している」と語った。それによると、首席大臣の身内は割り当てられた土地をすでに返還したと言う。
ザ・ヒンドゥーが21日報じたところによると、Yeddyurappa首席大臣は、BJP中央幹部会にカルナタカ州における土地問題に関して報告したが、同会議では、カルナタカ州におけるリーダーシップに関しては話し合われなかったと言う。