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2010-11-23 ArtNo.44223
◆9月の外国直接投資40%アップ、下降線に終止符?
【ニューデリー】今年9月の外国直接投資(FDI)流入額は21億1000万米ドルと、昨年同月の15億1000万米ドルに比べ、40%増加、3ヶ月連続したFDIの下降曲線が再び上昇に転じた。
デカン・ヘラルドが11月18日報じたところによると今会計年度上半期(2010/4-9)のFDI流入額は110億米ドルと、昨年同期の153億米ドルに比べ約28%減少した。昨年(2009-10)通年のFDI流入額は258億8000万米ドルと、一昨年(2008-09)比5%の落ち込みを見た。カレンダーイヤー2010年当初9ヶ月(2010/1-9)のFDI流入額は380億米ドルとなっている。
○マハラシュトラ州と首都圏がFDIの50%以上に
【ニューデリー】マハラシュトラ州と首都圏(NCR:National Capital Region)が今会計年度当初5ヶ月(2010/4-8)に流入した外国直接投資(FDI:foreign direct investment)88億8000万米ドルの50%以上を占めた。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが11月17/18日、商工省の最新データを引用し伝えたところによると、同期にマハラシュトラ州に流入したFDIは24億3000万米ドルと、全体の35%を占め、全国各州のトップに立った。
デリー州/ウッタルプラデシュ州/ハリヤナ州を含む首都圏のそれは18億5000万米ドルで、全体の20%を占めた。
以下、③カルナタカ州9億3600万米ドル、④アンドラプラデシュ州4億5100万米ドル、⑤タミールナド州3億1600万米ドル、⑥ゴア州2億9100万米ドル、⑩グジャラート州2億3000万米ドルの順。
世界貿易機関センター(WTO Centre)傘下インド貿易研究所(IIFT:Indian Institute of Foreign Trade)の国際貿易専門家Rakesh Mohan Joshi氏によると、マハラシュトラ州と首都圏に外資の流入が集中した理由は、インフラの改善と、地方当局の積極的な外資誘致戦略が奏功したためと見られる。
業種別に見ると、テレコム、冶金、電力、コンピュータ・ハード&ソフトウェア、建設領域への流入が顕著で、国別では、①モーリシャス29億2000万米ドル、②シンガポール10億8000万米ドル、③米国6億3600万米ドル、④日本5億1500万米ドル、⑤オランダ4億8100万米ドルと続く。
○不正資金流出に伴うインドの損失US$4620億
【ワシントン】避税、犯罪、汚職等に伴う不正資金の流れで、インドは独立以来4620億米ドルの損失を被った。
エコノミック・タイムズが11月17日報じたところによると、米国ワシントン拠点のシンクタンク『Global Financial Integrity』は、このほど『インドからの不法な資金の流れの元凶とダイナミクス:1948~2008年(The Drivers and Dynamics of Illicit Financial Flows from India: 1948-2008)』と題する報告書を発表した。それによると、1991年にスタートした経済改革に伴う経済成長の加速と所得の不均衡がこうした資金の不正流出を加速させた。この種の流出額は2130億米ドルにのぼり、現在価格に換算すると4620億米ドルに達する。
○政府、外国企業のIDR発行通じた上場資格返上に異議
【ニューデリー】インド政府は、外国企業がインド預託証券(IDR:Indian Depository Receipt)の発行を通じ、上場資格を返上するのを好感していない。
ファイナンシャル・エクスプレスが11月19日伝えたところによると、外国企業はインド証券市場で、IDRを発行し、資金を調達できる。外国企業は、地元企業と同様に通常の方式を通じて上場資格を返上すべきであり、外国企業にその種の特別の方式を認める理由はなく、そのことはまた、市場管理を困難にすると言う。
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