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2010-12-16 ArtNo.44286
◆自由貿易協定交渉のスタート期待:中国大使
【ニューデリー】中国は、温ニ宝首相の訪印を機に、インドと自由貿易交渉を開始することを望んでいる。
ビジネス・スタンダードが12月13日伝えたところによると、張炎(Zhang Yan)駐印中国大使は13日記者会見し以上の考えを語った。それによると、このことは、アジアの経済成長の二大震源地を務める中国とインドが、経済問題や、国境問題を巡る緊張状態を如何に解き放つことができるかを内外に示すシグナルになると言う。
温家宝首相は400人のビジネス代表団を率いて15日からインドを訪れている。訪印期間には200億米ドルの取引契約が調印される見通しで、インド中国CEO会議(India-China CEO forum)も組織される。
○壊れやすい中印関係に特別な配慮を:中国大使
【ニューデリー】温家宝首相の訪印を控え、張炎(Zhang Yan)駐印中国大使は12日「中印関係は壊れやすく、一旦壊れれば修復が難しい。このため両国政府はそれぞれ国民に対してガイダンスを示し、論争を回避する慎重な配慮が必要」と語った。
ビジネス・スタンダードとデカン・ヘラルドが12月13日伝えたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)がこの日主催した中印関係に関する会議の席上、張大使は以上の指摘を行った。
これに対してインド外務省次官のNirupama Rao女史は「インド(政府)は中国に対して極めて常識的で、また理性的なアプローチをとっているが、インドにおいて中国は、生の、時として騒々しい民意に触れることも覚悟する必要がある」と語った。
○求大同存小異:インド大使
【北京】インドと中国は二国間関係を良好に管理しており、両国間に存在する意見の相違の長期的解決策を模索している。
ビジネス・スタンダードが12月13日伝えたところによると、北京駐在のS Jaishankarインド大使は、温家宝首相が今月15~17日の間訪印するのに先立って新華社のインタビューに応じ、以上の考えを語った。それによると、古い考え方がまだ優勢であるにも関わらず、両国は小異を残して大同を求める姿勢を維持し、長期的関係の構築を図っている。取り分け農業、環境、都市化、交通等の領域で交流していると言う。
○中国、簡易査証問題で譲歩?
【ニューデリー】温家宝首相の訪印を控え、中国はジャム&カシミール住民に対する簡易査証の発行を巡りインドに譲歩する姿勢を見せている。
エコノミック・タイムズが12月13日報じたところによると、ここ数週間、当地の中国大使館は少なくとも3人のパスポートに査証スタンプを押しており、簡易査証をホッチクスで留めるこれまでの方式を改めた。これには、アジア大会閉幕式に出演するため先月杭州を訪れた歌手のTanya Gupta女史が含まれる。
インド政府筋によると、中国は、「ジャム&カシミール住民に対する簡易査証の発行が両国の外交関係に影響をおよぼすことは最早ない」と保証したと言う。
○貿易関係の不均衡是正が直近の課題
【北京】温家宝首相は、急速に台頭する中国パワーに脅威を覚えるニューデリーの懸念を払拭するとともに、しばしば険悪化する両国間の緊張を緩和すると言う困難な任務を負うてインドを訪れる。
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