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2010-12-21 ArtNo.44297
◆温首相、国連安保理改革で協力提案
【ニューデリー】インドを先週訪れた温家宝首相は、中国とインドは、国連安全保障理事会の改革に関して共通の利害と展望を有するとし、中国はインドが国際問題においてより大きな役割を演じるのを支持すると語った。
ビジネス・スタンダードが12月16日報じたところによると、温首相は、インド世界情勢調査協会(Indian Council of World Affairs)が15日主催した会議で講演、国連安保理改革に際しては、発展途上国の代表権拡大を優先すべきであると述べた。
ザ・ヒンドゥーが16日伝えたところでは、首脳会談後記者会見したNirupama Rao外務次官は、シン首相がインドの国連安全保障理事会常任理事国入りを支持するよう求めたのに対し、「温首相は、『中国は国連安保理における途上国の利益拡大を支持する。インドは安保理外の最大の国である』と応じた」と語った。
○中印首相のホットラインが稼働
【ニューデリー】インドのManmohan Singh首相と訪印した中国の温家宝首相は15日夜と16日午前、2度にわたり会談、両首脳間のホットラインを稼働させ、両国外相会議を毎年開くこと等で合意した。
ファイナンシャル・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドがザ・ヒンドゥーが12月16/17日伝えたところによると、インドと中国は、16日の首脳会談後、①2015年までに二国間往復貿易を1000億米ドルの大台に乗せること、②両国間の投資を拡大すること、③相手国の銀行支店と代表事務所の設置を相互に認めること、④貿易不均衡を是正すること等で合意したとの共同声明を発表した。
この他、両首脳は二国間協力関係を強化し、2015年までに二国間貿易を1000億米ドルの大台に乗せる目標を実現するためのメカニズムを構築することで合意した。温首相は、シン首相に対し、北京における来年のBRICサミット以外に、両国トップレベル定期会議の新メカニズムに基づき、早速、来年中国を公式訪問するよう要請した。
両相は世界にはインドと中国が共に成長し協力する十分な空間と領域が存在するとの共通の認識を確認、国境問題等、過去1年、両国関係を刺激して来た敏感な問題や意見の相違も平和的話し合いを通じ早期に解決することで意見の一致を見た。
首脳会談では、簡易査証(stapled visa)問題は解消(unstaple)されなかったが、温首相は同問題に対するインド側の懸念に理解を示し、相互に一層深く検討することを提案した。
○国連安保理4カ国とUS$400億取引契約
【ニューデリー】国連安全保障理事会常任理事国入りを目指すインドは、過去半年足らずの間に安保理常任理事国5カ国中4カ国と総額400億米ドルの経済協定を結んだ。
デカン・ヘラルドが12月16日報じたところによると、これら4カ国とは、英国、米国、フランス、中国で、関係協定は何れもこれれの国の首長の訪印期間中に締結された。そして今月21日から2日間、もう一つの常任理事国ロシアのDmitry Medvedev大統領も貿易代表団を率いてインドを訪れる。
○インド、来年1月非常任理事国に復帰
【ニューヨーク】インドは、南アフリカ、コロンビア、ドイツ、ポルトガルとともに、2011年1月1日から2年間の任期で国連安全保障理事会非常任理事国のポストに復帰する。
デカン・ヘラルドが12月16日伝えたところによると、インドのHardeep Singh Puri国連大使は「過去1年我々は様々な問題に関して戦術転換を図って来た。今後は一層大胆に、取り分け人権問題を前面に掲げて行くことになると思う。これにはインドの優先順位の変化が反映されている」、「我々が関心を有する領域において、また西側を含む常任理事国が関心を有する領域において、困難は予想されない。実際のところ大部分の問題において我々は彼らと立場を等しくしている」、「このことは、77ヵ国グループ(G-77)及び非同盟会議の一員としての立場により、妨げられない。必要な折りにはより大きな利益のために断固とした決定と行動をとる」とコメントした。
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