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India Front Line Report
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2010-12-24 ArtNo.44309
◆非同盟運動の旗手から新世界秩序の盟主に
【ニューデリー】国民会議派全国委員会(AICC:All India Congress Committee)は18~20日に第83回全体会議を催し、非同盟運動(non-aligned movement)を離脱する外交政策の転換を決議した。
ザ・ヒンドゥーが12月21日伝えたところによると、AICCは、他の3つの決議と同時に発表された12ページの当該決議文の最後において「インドは、これまで第三世界とアジアとアフリカの解放を目指す運動の先頭に立つことを標榜して来たが、今や公正な世界秩序の樹立に向けた指導的役割を演じることを公約する」とし、「我々は過去を乗り越え、未来に目を向けることを欲している」と結んでいる。
決議文は、米国のオバマ大統領、フランスのサルコジ大統領、そして英国のキャメロン首相から、インドの国連安全保障理事会常任理事国入りを支持するコミットメントを得たと付言している。
○温首相、インド・メディアを非難
【ニューデリー】中印両国指導者の会談に関する新聞報道のネガティブな見出しに心証を害した温家宝首相は17日、「両国関係を損なうもの」とインドのメディアを非難した。
ファイナンシャル・エクスプレスとビジネス・スタンダードが12月18日報じたところによると、中国の公的メディアやシンクタンクは、中印共同声明がチベットと台湾問題に触れていないことに言及することは避け、ポジティブなコメントを行ったが、対照的に、インドの地元メディアは、ジャム&カシミール住民に対する簡易査証問題やパキスタンを震源とするテロリズムの脅威、さらには国連安保理常任理事国ステータス問題等、インドにとっての重要な課題が、何一つ議題にのぼらなかったことに失望感を表明した。
ニューデリーにおける3日間の日程を終え、次の訪問地パキスタンに赴くに先立って記者会見した温首相は、「インドの新聞が報道の自由を享受していることは理解しているが、メディアは両国の友好関係を促進する役割を担うべきである」と語った。またインド・メディアの中印国境問題に関する報道に触れ、「一発の銃弾も発射されず、国境地帯における両国軍の如何なる小競り合いも生じていない」にも関わらず、また両国のリーダーが損害の修復と傷口の治癒に努めた後も、「メディアは依然として国境問題をセンセーショナルに取り上げている」と不満を表明した。
○中国、パキスタンとUS$190億契約に調印
【イスラマバード】中国の温家宝首相は17日、数十億米ドルの取引契約を携え、パキスタンに到着、インドとの関係強化に関わらず、パキスタンとの軍事的、経済的関係が依然緊密なことを保証した。
ビジネス・スタンダードが12月18日報じたところによると、パキスタン政府オフィシャルは、温首相の訪問期間におよそ190億米ドルの契約が調印されるものと予想した。温首相はまたパキスタンの港湾開発援助を提案するものと見られる。
四川大学南亜研究所の張力(Zhang Li)教授は、「中国は南亜において、インドとパキスタンのバランスをとることに努力しており、温首相の今回の南亜行はこうした政策を再確認した」と語った。
○パキスタン、温首相を熱烈歓迎
【イスラマバード】温家宝首相の3日間のパキスタン訪問の2日目に当たる18日、ビジネス・コミュニティーを巻き込む盛大な歓迎行事が催され、体制内の意見の相違を克服するパキスタン指導部の努力は一定の成果を収めた。
ザ・ヒンドゥーが12月19日伝えたところによると、パキスタン指導部は、パキスタンが最も厳しい試練に直面しているこの時期を選んで温首相がイスラマバードを訪れ、中国の揺るぎない友誼を示したことに対する感謝の意を伝えることに全力を傾注した。
国連安全保障理事会常任理事5カ国(P-5)が、揃ってインドにハイレベルな官民代表団を派遣したのとは対照的に、今年パキスタンにトップ・レベルの代表団を派遣した安保理常任理事国は中国ただ一国で、パキスタンがこの種のハイレベルな代表団を迎えるのは、P-5以外でも近年希なこと。
○中パ、US$100億貿易協定に調印
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