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	2011-02-02 ArtNo.44408 
	◆SAIL、神戸製鋼とJagdishpur工場の第2期再生計画協議 
	【ニューデリー】国営Steel Authority of India Ltd (SAIL)は、神戸製鋼所と、ウッタルプラデシュ州Jagdishpur工場第二期再生計画を協議している。 
  ヒンドゥー・ビジネスラインが1月29日伝えたところによると、第二期計画には直接還元鉄(DRI:direct reduced iron)を用いた製鉄所と1000MW(メガワット)のガス火力発電所の建設が含まれ、発電所の建設だけでも2500クロー(US$5.555億)の投資が必要とされる。SAILのMr C. S. Verma会長によると、両社の合同作業チームが事業化調査を進めており今年3月末までに報告書を提出する予定だ。 
  貯蔵能力年間1万2000トンの倉庫、年産1万3000トンの亜鉛鍍金波板製 「施設、年産15万トンのTMT鉄筋製造施設、年産1万トンのガードレール製造施設の建設から成る第1期計画は2011年11月の完成が目指されている。 
○Posco、クロム鋼会社の24%権益買収 
【ムンバイ】韓国の鉄鋼メジャーPoscoは、オリッサ州を拠点にするインド最大のクロム鋼製造会社Indian Metals and Ferro Alloys Ltd (IMFA)が設けたクロム鋼ビジネス特別目的会社(SPV:special purpose vehicle)の24%の権益を500万米ドルで取得した。 
  エコノミック・タイムズが1月29日報じたところによると、オリッサ州ChoudwarのIMFA工場内に設けられる合弁溶鉱炉の年産能力は3万5000トン。Poscoは向こう25年間にわたり同溶鉱炉で生産されたクロム鋼の安定供給を受けられる。 
  オリッサ州に120億米ドルを投じメガ鉄鋼プラントの建設を計画するPoscoは、原料の安定供給を確保する狙いから同SPV権益を取得したものと見られる。 
○鉄鋼各社、トン当たり最大1500ルピー値上げ 
【ムンバイ】鉄鉱石とコークス用炭の価格が急騰する中、インド国内の鉄鋼メーカー各社は2月にトン当たり1000~1500ルピーの値上げを準備している。 
  ヒンドゥー・ビジネスラインが1月30日伝えたところによると、Tata Steel、JSW Steel、Essar Steel等は、いずれも値上げを示唆しているが、具体的な値上げ幅を明らかにしていない。 
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