【ニューデリー】電子関連製品の輸入急増に対する懸念が高まる中、ハイテク製造業を奨励する『特別奨励パッケージ制度(SIPS:Special Incentive Package Scheme)』改革の一環として、インド政府は、 w電子製造クラスター(EMC:electronic manufacturing clusters)』を振興する提案を作成している。
ファイナンシャル・エクスプレスが2月7日伝えたところによると、ハイエンド電子コンポーネントを輸入に依存するインドは、ハードウェア製造技術の面で中国や台湾に大きく後れを取っている。電子製品の国内需要と国内生産のギャップは230億～250億米ドルと見積もられる。EMCの振興は、電子製品、半導体ウェハー、チップ、コンポーネント、電気機械コンポーネント、電子部品、その他の製造に必要な生態系を構築することにつながる。EMCには、労働者のための住宅や宿泊・教育・保健施設、電力の安定供給施設、銀行金融機関が含まれ、空港や港湾に隣接して設ける必要がある。
昨年3月31日に失効したSIPSは、2007年9月に発表された半導体政策の一部を成し、半導体関連産業を振興することを目標とした。 ○インドの情報通信技術輸出244％増加：UNCTAD
【ニューヨーク】アジアが世界の情報通信技術(ICT:information and communications technology)輸出の3分の2を占める中、インドのICT製品輸出入も2009年に急拡大した。
デカン・ヘラルドが2月3日、国連貿易開発会議(UNCTAD:United Nations Committee of Trade and Development)の発表を引用し伝えたところによると、インドのICT輸出は2009年に244％増加したが輸入も急増、輸入ランキングは28位から17位に浮上した。 ○IT-BPO輸出、2020年末までにＵＳ＄1750億マーク
【ムンバイ】インドの情報技術(IT)／BPO(business process outsourcing)輸出はこの10年(2020)末までに3倍増の1750億米ドルに達する見通しだ。
デカン・ヘラルドが2月7日伝えたところによると、全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)のSom Mittal会頭は7日以上の見通しを語った。それによると、昨年のIT-BPO輸出は590億米ドルを記録した。インドIT産業は2011年には18％の成長を遂げるものと見られる。インドは世界のIT及びIT対応サービス(ITES)アウトソーシングに55％、輸出市場に26％、貢献していると言う。