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2011-02-17 ArtNo.44445
◆戦闘機購入の基準は純粋にメリット:国防相
【バンガロール】AK Antony国防相はカルナタカ州BangaloreのYelahanka空軍基地で開幕した『Aero India』ショーの会場で、「インド空軍の中型多機能戦闘機(MMRCA:medium multi-role combat aircraft)126機、総額約100億米ドルの購入契約先は純粋にメリットをベースに決定される」と語った。
デカン・ヘラルドとファイナンシャル・エクスプレスが2月9/10日報じたところによると、これに先だって米国のシンクタンク『カーネギー国際平和基金(Carnegie Endowment for International Peace)』は「インドは戦闘機購入に際して政治的配慮を行うべォだ」との論評を行ったが、国防相は「ことインドに関しては、契約発注に政治的干渉は存在しない。購入決定は試験評価と商談を通じて下される」と述べた。
○中型多機能戦闘機納入業者の選考間もなく完了:空軍大将
【バンガロール】インド空軍による中型多機能戦闘機(MMRCA:medium multi-role combat aircraft)126機、総額約100億米ドルの購入交渉は大詰めを迎えている。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレスが2月10/11日伝えたところによると、インド空軍のPV Naik空軍大将はこのほど以上の消息を語った。それによると納入業者の選考作業は間もなく完了し、1~2週間以内に契約交渉が開始されると言う。しかし業界観測筋は、将軍の以上の発言は、国防省に方針決定を促したものと見ている。契約は今年9月までに6社中の1社に発注される見通しだ。
○インド空軍、1ヶ月以内にヘリコプター350機購入契約
【バンガロール】インド空軍の攻撃用ヘリコプター、大型ヘリコプター、中型ヘリコプターの購入交渉が大詰めを迎え、既存のソビエト製機団の近代化計画に弾みがついている。
ファイナンシャル・エクスプレスが2月12日報じたところによると、PV Naik空軍大将は「種類の異なる合計350機近いヘリコプターの購入方針は1ヶ月内に決定される」と語った。
それによると、Mi-35攻撃用ヘリコプターを新機種22機に買い換える交渉は進捗しており、買収額は6億米ドル前後と見積もられる。
ファイナンシャル・エクスプレスが11日伝えたところでは、既存の国産Cheetah及びChetakヘリコプターに取って代わる偵察・監視用ヘリコプターの購入を計画するインド軍に対する売り込みを目指し、Eurocopter社はAS550 C3 Fennecヘリコプターを『Aero India 2011』に展示した。Eurocopter社のRainer Farid副社長(アジア太平洋地域担当)によると、インド軍が必要とする装備が施された同ヘリコプターの試験飛行が最近行われたと言う。
○一部航空機メーカー、売り込み目標を海軍にシフト
【バンガロール】インド空軍に対する100億米ドル中型多機能戦闘機(MMRCA:medium multi-role combat aircraft)売り込み契約獲得レースに参加した一部の航空機メーカーは、インド海軍に対する売り込み交渉も平行して進めている。
ファイナンシャル・エクスプレスが2月12日伝えたところによると、BAE SystemsのPaul Hopkins副社長はEurofighter Typhoonの海軍バージョンをインド海軍にオファーしたことを明らかにした。それによるとインド海軍との交渉は既に数回行われており、一定の手応えを得たと言う。
○外資出資率26%未満の企業がオフセット契約の恩恵享受
【バンガロール】インド空軍の総額100億米ドルの中型多機能戦闘機(MMRCA:medium multi-role combat aircraft)126機購入契約のオフセット・プログラムの恩恵を享受すべく多くのインド企業が契約の行方に注目しているが、地元資本が74%以上の企業のみが同プログラムに参加できる。
ファイナンシャル・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネスラインが2月10/13日報じたところによると、European Aeronautic Defence & Space (EADS)の防衛/警備機器部門Cassidianは、オフセット・プログラムの受け皿としてLarsen & Toubro(L&T)と26:74の合弁会社を設立した。Rockwell Collins India Pvt Ltdはアンドラプラデシュ州Hyderabadにオフィスを有するものの、親会社の100%出資子会社のため、オフセット・プログラムに参加することはできない。
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