【バンガロール】インド政府は、外国技術への依存を軽減する狙いから国内における半導体製造事業を優先度の高さに応じて奨励する方針だ。
ビジネス・スタンダードとファイナンシャル・エクスプレスが2月23日伝えたところによると、情報通信省情報技術部(DIT:department of information technology)のAjay Kumar次官補は同紙に以上の消息を語った。DITの調査によると、電子ハードウェアの国内需要は2009年の450億米ドルから2020年には4000億米ドルに拡大するが、現在の成長率からすると、2020年の国内生産量は1040億米ドルにとどまる見通しと言う。 ○半導体産業奨励措置最低投資額引き下げも
【バンガロール】インド政府は、国内におけるハイテク製造事業を振興する狙いから、『特別奨励パッケージ制度(SIPS:Special Incentive Package Scheme)』の下に資本補助が適応される最低投資額を引き下げるものと予想される。
ファイナンシャル・エクスプレスが2月16日伝えたところによると、インド政府が2007年9月に発表した半導体政策(Semiconductor Policy)の一部を成すSIPSの下、特別経済区(SEZ)内の製造プロジェクトには20％、SEZ外のプロジェクトには25％の資本補助が適応されたが、SIPSは2010年3月31日に期限が切れた。
情報通信省情報技術部(DIT:department of information technology)は目下、SIPSに修正を加えており、半導体ATMP(assembly, testing, marking and packing)ユニットに対する資本補助の比率は維持されるが、最低投資額が40～50％縮小される可能性があると言う。 ○今年の半導体市場予想成長率36％：ISA
【バンガロール】インド半導体協会(ISA:India Semiconductor Association)は、国内半導体産業を育成するための適切な奨励措置を設けるよう政府に求めている。
デカン・ヘラルドが2月10日伝えたところによると、ISAのVidya Mulky産業調査主任は同紙に以上の消息を語った。それによると国内半導体市場(TAM:total available market)規模は2010年の36億3000万米ドルから2011年の48億4000万米ドルに36％の成長が見込まれていると言う。