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2011-03-29 ArtNo.44514
◆食品インフレ、二桁台に再加速
【ニューデリー】小麦、ジャガイモ、タマネギ、果実等の値上がりで、3週間連続して鈍化傾向を辿っていた食品インフレが再び加速、二桁の伸びを記録した。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが3月24/25日報じたところによると、卸売物価指数(WPI:Wholesale Price Index)を基準にした食品インフレーション(food inflation)は3月12日までの1週間に10.05%を記録、前週の9.42%を上回った。
夏の到来に伴い果実や野菜が値上がり、ジャガイモも値上がりした。野菜は前年同期に比べ11.20%、果実は同23.60%、卵/肉/魚は同13.21%、ジャガイモは同2.82%、タマネギは同10.80%、穀物は同4.45%、ミルクは同6.63%、それぞれ値上がりした。穀物のなかでも米は2.75%、小麦は2.15%、それぞれ値上がりした。比較の対象になる昨年同期におけるこれらの品目の価格水準が比較的低めだっスことも影響している。例えばタマネギの値上がり幅は前週の6.55%から10.80%に、果実は19.39%から23.60%に、それぞれ加速したが、これは主にベイス効果によるものと言う。
非食品品目の上昇率は26.78%を記録、中でも繊維は前週の71.25%から89.55%に加速、鉱物も12.35%値上がりした。
燃料電気価格指数の上昇率は12.79%と、前週と同水準を維持したが、ガソリン価格は23.14%上昇した。
今会計年度末までにヘッドライン・インフレーション(総合インフレ)が7.5%に鈍化すると言うPranab Mukherjee蔵相の期待が実現するのは、若干困難になったものと見られる。中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は3月の予想インフレ率を既に8%に上方修正している。ヘッドライン・インフレは今年1月の8.23%から2月には8.31%に加速している。
○2月の消費者物価6%アップ
【ニューデリー】今年2月の全国の消費者物価は2010年通年の平均に比べ6%上昇、今年1月に比べやや加速した。消費者物価指数(CPI:consumer price index)は、先月導入されたばかりのため、昨年同月と比較した数値は示されていない。
ビジネス・スタンダードが3月20日伝えたところによると、CPIを基準にしたインフレは食品価格に大きく左右される。卸売物価指数(WPI:wholesale price indices)に占める食品価格の比重は14.34%に過ぎないが、CPIに占める同比重は65%にのぼる。
今年1月の農業労働者(agriculture labour)を対象にしたCPIは8.67%、農村労働者(rural labour)を対象にしたCPIは8.69%だったが、2月にはともに8.55%に鈍化している。
○コア・インフレの高進持続
【ニューデリー】食品やエネルギー等の変動性の大きい品目を除外したコア・インフレ(core inflation)、あるいは非食品製造業インフレーション(non-food manufacturing inflation)は、昨年12月以来上昇基調を辿っており、今後もこうした傾向が続くことは避けられそうにない。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月20日伝えたところによると、中央銀行が、食品インフレを抑制するために金利を引き上げる中で、製造企業はコストの上昇を製品に上乗せして、利益マージンの確保を図っており、このことがコア・インフレ高進の背景になっている。コア・インフレは1月の4.8%から2月の6.1%に加速した。値上がりは繊維、紙、化学品、基礎金属、鉱物と広範囲にわたっている。
こうした中、卸売物価指数(WPI:Wholesale Price Index)を基準にしたヘッドライン・インフレーション(総合インフレ)は、食品インフレの鎮静に伴い8%以下に鈍化すると期待されたが、期待とは裏腹に2月の総合インフレは8.3%に加速した。
○インフレの抑制は可能:蔵相
【ニューデリー】政府が、政策措置を講じて、インフレをより適度な合理的水準に維持することは可能である。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが3月24日報じたところによると、Pranab Mukherjee蔵相は、国会上院における大蔵省予算案の審理の席上、以上の考えを語るとともに、「一部のものは、州政府が法を改正し、統制された市場への新規参入を認めるよう提案している」、「供給面のボトルネックを除き、インフレを適正水準に抑制するため、中央政府と州政府は一致協力する必要がある」と指摘した。
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