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2011-03-29 ArtNo.44517
◆ホンダ、インド最大の二輪車メーカー目指す
【ムンバイ】ホンダの完全出資子会社Honda Motorcycle and Scooter India (HMSI)は、向こう5年内(10年内)にインド最大の二輪車メーカーになることを目指している。
ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、ファイナンシャル・エクスプレスが3月7/21/22/23日伝えたところによると、近く退任予定の青山真二社長兼CEOはこのほど以上の計画を語った。それによると、現在二輪車市場第4位のHMSIは、当面全ての二輪車セグメントで3位以内に入り、ナッバー・ツーの座に迫る。
それだけにとどまらずHMSIは、5~10年内にかつての姉妹会社Hero Hondaを凌駕し、インド二輪車市場トップの座を占めるため、①マス市場向け100ccモーターサイクルの発売、②販売網の拡張、③地元市場に照準を合わせた研究開発(R&D)の3戦略を準備している。目下、開発中の100cc新モデルは来年発売される。また毎年モーターサイクル2モデルを市場に投入する計画で来月はスポーc・バイク『CBR 250R』を発売する。
中国は世界最大の二輪車市場だが、低価格が市場の支配的傾向をなしている。品質を重視するホンダが中国における現在の価格構造を許容するのは難しい。対照的にインドの顧客は品質に応じた価格を支払う用意がある。ホンダの二輪車ビジネスについて言えば、インドネシアとベトナムが販売台数の上でインドを上回っているが、インドがこれら両国をしのぎ、同社にとって世界最大の営業拠点になるのは時間の問題と言う。
しかしビジネス・スタンダードは、HMSIがボリューム市場に進出し、かつての姉妹会社Hero Hondaと競争するなら、インド市場も遠からず中国と同様、低価格市場に転換、トップ3社だけでも多すぎる時代が到来するとコメントしている。
ラジャスタン州Tapukaraに建設中の年産60万台の第2工場は、今年7月乃至8月に稼働する予定で、約1500人を雇用する。同工場の年産能力は120万台に拡張することができ、その時には雇用数も3000人拡大する。また第3工場の建設も検討している。
デカン・ヘラルドとビジネス・スタンダードが3月22/23/25日報じたところによると、HMSIは、排気量の大きいより多くの、スクーターの発売を準備している。
インド最大の売れ筋自動変速スクーター、Activa(110cc)を製造しているHMSIは、100~125ccエンジン搭載のスクーターにアップグレードすることを望むものに照準を合わせ、顧客ベースの拡大を図る。
青山氏は「近くより大型のスクーターを投入し、買い換え需要に応じる」、「インド市場ではよりパワフルな製品が求められている」と語った。HMSIは目下スクーター3モデル-Activa(110cc)/Aviator(110cc)/Dio(102cc)-、モーターサイクル5モデル-Twister/Shine/Stunner/Unicorn/Dazzler-を販売している。スクーターの今年の年間販売台数は165万台に達する見通しで、同社売上げの55%近くを占めているが、将来的には、モーターサイクルが60%、スクーターが40%を占める見通しと言う。
○TVS、近く国内最低価格のモーターサイクル発売
【ニューデリー】インド第3位の二輪車メーカーTVS Motor Company Ltd(TVSMC)は、国内で最も低価格なモーターサイクルを発売し、ボリューム販売の拡大を目指す。
ビジネス・スタンダードが3月17日報じたところによると、TVSMCはモーペッドとモーターサイクルの中間の価格帯のモーターサイクルを近く紹介する。発売されれば、国内では最低価格のモーターサイクルになる。TVSMCのH S Goindi社長(マーケッティング担当)によると、現在同社の最もやすいモーターサイクルの価格は3万6000ルピー、モーペッドの価格は2万5000ルピーで、両者の価格差を埋める製品を紹介する余地が存在すると言う。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが12日伝えたところでは、TVSMCは11日、アンチロック制動システム(ABS:anti-lock braking system)を採用したハイエンド・モーターサイクル『Apache RTR 180』を発売した。ABSを搭載した国内初の二輪車のデリーにおける店頭価格は7万8880ルピー。
○韓国Hyosung、大型バイク発売
【バンガロール】帯状ゴム製造会社Garware Bestretchの完全出資子会社Garware Motorsは、韓国の暁星機械工業(Hyosung Motors & Machinery Inc)製モーターサイクルをインド市場に紹介する。
デカン・ヘラルドが3月24日報じたところによると、Garware MotorsのDiya Garware Ibanez重役(MD)は24日記者会見し、以上の計画を語った。それによると、近く発売する700ccのクルーザー・バイク『ST7』と、650ccのスポーツ・バイク『GT650R』の価格は50万~60万ルピー。
Garware Motorsは、Hyosungの親会社S&T Motorsと技術支援協定を結び、上記モデルのインドにおける組み立て販売を手がける。Garware Motorsは同プロジェクトに50クロー(US$1111万)を投資、マハラシュトラ州のWai工場で1日8~10台を生産、初年度に2000台、3年目に約5000台の販売を目指すと言う。
○ハーレー・ダビッドソン、値上げ否定
【ニューデリー】米国のカルト・バイク・メーカー、ハーレー・ダビッドソンは24日、新年度予算の下、完全現地組立(CKD:Completely Knocked Down)車に、完成車(CBU:Completely Built Unit)並みの60%の関税が課されることになったにも関わらず、値上げは行わないとの声明を発表した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月24/25日報じたところによると、Harley Davidson IndiaのAnoop Prakash重役は、この日記者会見し「CKD生産した2モデル『Iron 883』および『SuperLow』の価格はカレンダー・イヤー2011年を通じて現状のまま維持する」と語った。これら2モデルの価格は各55万ルピー(US$1万2222)と65万ルピー(US$1万4444)。予約購入者は100人以上と見られるが、CKD輸入関税の上昇で1台あたり10万ルピー(US$2222)ほヌコストが嵩み、値上げすれば、予約がキャンセルされる恐れがある。
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