1996-01-04 ArtNo.4456
◆<馬>HICOM等、全国ゴミ処理民営化事業をほぼ掌中に
【クアラルンプル】全国4地区のゴミ処理民営化事業の内中央地区の契約はHicomホールディングズBhd及びクアラルンプル証取(KLSE)2部上場のクンプラン・ジェトソンBhdに率いられるコンソーシアムに発注される見通しだ。
Hicomが40%、ジェトソンが20%、他の5社が残りの40%の権益を握るコンソーシアムは最も良好な収益が見込めるクアラルンプル/スラゴール州/パハン州/クランタン州/トレンガヌ州から成る中央地区の向こう20年間のゴミ(非有毒)処理事業契約をほぼ掌中に収めたようだ。
この他、プルリス州/クダ州/ペナン州/ペラ州から成る北部地区については、K.K.インダストリーズとワゴン・エンジニアリングのチームが、ヌグリ・スンビラン州/マラッカ州/ジョホール州から成る南部地区についてはアラム・ジュルニに率いられる8社コンソーシアムが、サバ州/サラワク州から成る東マレーシア地区についてはマレーシアン・マイニング・コープに率いられるチームが、それぞれ最終選考に残っているもようだ。
全国4地区のゴミ処理民営化に応札した28社の入札価格は10億~20億Mドルだったとされ、この種の事業の収益は全国合計で3億~4億Mドルと見積もられている。
当初ジェトソンはガデと、Hicomはシャパドゥ・プロパティーズとチームを組んで入札したが、Hicomがガデ・グループの傘下に入ったことから、Hicomとジェトソンのチームが再組織された。Hicomとシャパドゥの提携関係が依然維持されているか否かは不明。落札者は更に政府と契約条件の詳細を詰める必要が有ると言う。(STAR:1/3)
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