SEAnews 1996-01-08 ArtNo.4499

【クアラルンプル】ジャン・クレティエン首相に率いられるカナダの通商代表団が今月末にクアラルンプルを訪れ、マレーシア側と35件、総額10億Ｍドルを超える契約／仮契約／覚書に調印する。
クアラルンプル駐在のジョン・ベル高等弁務官が5日明らかにしたところによれば、内5億5000万Ｍドルは確定契約、残りは仮契約乃至覚書で、これらには国営石油会社ペトロナスとカルガリ大学の石油エンジニアリング契約、ユニバーシティ・サインス・マレーシアとユニバーシティー・オブ・ウォーターローの水事業に関わる技術協定が含まれる。カナダ代表団は訪問期間中に両国間のビジネス関係の拡大強化を図るが、特に運輸／エネルギー／農業食品／環境／教育／情報技術・通信領域に重点が置かれる。またクアラルンプル／バンクーバー間直行便のコードシェアリング、教育協力、森林資源に関わる3件の政府間協定も結ばれる予定だ。クレティエン首相には7閣僚他、カナダ・ビジネスマン200人以上が随行すると言う。(NST:1/6)