SEAnews 1996-01-11 ArtNo.4540

【シンガポール】高島屋シンガポールは昨年度8％増の3億400万Ｓドルの売上を達成、専門店街の高島屋ショッピングセンターの売上も3億Ｓドルと、二桁近い伸びを見せた。
高島屋シンガポールのハネヒラ重役(GM)は、競争激化で今年の売上の伸びは5％に鈍化する見通しだが、ハイクオリティ、ハイファッション、リーゾナブルな価格を維持すれば、競争にも耐えられると語る。同氏によると、昨年、家族客に照準を合わせベースメント1のヤング・ファッション売場を移転し、ディズニー・ストアやマクドナルドなどと出店契約を結んだが、今年はレディース・ウェア売場を刷新する。また、ブランドの入れ換えや成績の良い場内出店業者の売場スペース拡大も考える。昨年は、食品とブランド商品がそれぞれ売上の20％を占め、家庭用品と女性装飾品の比率は各15％だった。また、ブランド商品は昨年25％売上を伸ばしたが、これには円高に伴う日本人観光客の購買意欲が貢献した。このほか子供服・玩具が15％、レディーズ・ウェアが10％、それぞれ売上を伸ばした。高島屋のスマート・カード加入者は昨年末時点で12万人と、1年間で1万人増えたと言う。(ST:1/10)