SEAnews 1996-01-15 ArtNo.4593

【マラッカ】シーメンスＡＧはマラッカ州バトゥ・ブルンダムの半導体工場、シーメンス・コンポーネンツ(ｱﾄﾞﾊﾞｰﾝｽﾄ･ﾃｸﾉﾛｼﾞｰ)Sdn Bhdに年内に4億Ｍドルを投じ、半導体製造能力を強化する。
ハリー・ボランド財務担当取締役によると、同投資額の多くは機械設備に向けられるが、自動ロジスティクス・センターやスポーツ／レクレーション・センターも設けられる。全自動の機械が導入され、既存の半自動機械にとってかわる。これにより生産能力は向こう4年間に2倍に拡大する。同社は過去2年間に同工場に2億5000万Ｍドルを投じ、半導体年産能力を33億ピースから今年の45億ピースに拡大している。製品の60％は欧州に、30％は米国に、10％はアジアに向けられ、ほぼ全量が輸出されている。昨年の予想売上は15億Ｍドル、今年は20％増の18億Ｍドルと見込まれている。9万平米の工場には3800人が就業、内3200人が地元労働者で占められている。同社はスタッフ訓練に年間200万Ｍドルを支出、また地元下請け製造業者のネットワーク構築も図っている。1年前に指名したオメガ・セミコンダクターSdn Bhdがシーメンスの技術的要求を満たせるよう目下支援が提供されており、向こう2年間には下請け業者をもう1社指名する計画と言う。(STAR:1/13)