SEAnews 1996-01-18 ArtNo.4632

【シンガポール】Ｕｒａｃｏホールディングズはディスク・ドライブ(HDD)産業の活況に対応するため、スラグーン・ノースに2200万Ｓドルを投じて建設中の5階建て、2万平米の新工場に更に2000万Ｓドルを費やして最新設備を据えつける計画だ。
ン・コクヘン会長によると、同社は向こう5年間にわたる投資計画を立てており、新工場は来年第1四半期には稼働する。昨年7月末締め年度に同社は当初予想通りの11.3％増の1230万Ｓドルの利益を上げたが、営業額は僅か0.4％増の8420万Ｓドルにとどまった。これは製造能力の限界から低マージン・ビジネスをカットせざるを得なかったためと言う。新工場の完成により、ＨＤＤの世界的な価格性能の向上に伴うパーソナル・コンピューター(PC)需要の拡大や予想されるシンガポールＨＤＤ産業の向こう2～3年にわたる二桁成長の恩恵を十分享受できるものと期待している。同社は今後5年間にわたり年率14.5％の成長が見込まれる国内電子産業の活況からも利益を汲み取るため、サービス領域も更に拡大する計画だ。(BT:1/17)