SEAnews 1996-02-06 ArtNo.4872

【シンガポール】コンピュータ・アソーシエーツ(CA)のシンガポール事務所は先週、富士通と共同で開発したオブジェクト・オリエンテッド・テクノロジー応用の初の産業界向け、マルチメディア／インターネット対応新世代データベース・ソフト“ジャスミン”を発表した。
ジャスミンはビジネスマンがグラフィック、アニメーション、オーディオ、ビデオを通じてコンピューターに不慣れな者にもアクセスすることを可能にする。例えば保険商品の購入者が個人情報とそのニーズをキーインすれば、その場で保険商品のパッケージがアレンジされる。その際もマウス操作だけで、何等専門的コマンドを入力する必要がない。またインターネット・ユーザーはメインフレームのデータ・ベースにアクセスし、その情報を利用でき、データ・ベースの内容がアップデートされれば、ワールド・ワイド・ウェブ上のデータも自動的に更新される。この他、コンピュータの知識のない者でも容易にリレーショナル・データベースにアクセスできるようなアプリケーションを制作できる。ジャスミン・データベース・サーバーはウィンドウズＮＴ及びユニックス上で動作し、デベロプメント・エンバイロメントはウィンドウズ95、ウィンドウズＮＴに、またエグゼキューション・エンバイロメントはウィンドウズ95、ウィンドウズＮＴ、マック、ユニックスに、それぞれ対応している。同製品のスタート価格は2000米ドルで、今年第4四半期に発売される。(BT:2/5)