SEAnews 1996-02-06 ArtNo.4877

【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のブリッジコンBhdは、姉妹会社のブルジャヤ・エンジニアリング・アンド・コンストラクション(HK)Ltdともに、南京人民政府傘下第2大橋建設事務所と揚子江架橋工事に関する合弁契約を結んだ。
ブリッジコンが同契約にこぎ着けた一因はその提案したプロジェクト・ファイナンス案が中国当局の関心を引いたためと見られ、このほど中国から帰国したケク・チューティン副通産相は「ブリッジコンは中国におけるプロジェクト・ファイナンスのパイオニアになるだろう」と指摘した。ブリッジコンのコク・オン重役(CEO)によれば、銀行を含む少なからぬ投資家が同プロジェクトに関心を寄せている。また既に第1大橋が混雑しており、第2大橋を早急に建設しなければ、数年を経ずに交通麻痺が生じることが明白なことも北京政府がプロジェクト・ファイナンス方式による建設案を原則的に認めた理由と見られる。第2大橋は片側3車線の吊り橋方式となる予定で、建設コストは38億6000万人民元(M$12.1億)、2001年の完工が予定されている。また建設契約はＢＯＴ(建設/経営/引渡)方式になる見通しだ。北京政府はまだ最終認可していないが、ビルドコンは契約獲得に自信を表明している。(NST:2/5)