1996-02-08 ArtNo.4905
◆<星>シンガポール・パワー、中国海南島発電所に50%出資
【シンガポール】シンガポール・パワー(SP)は米国のEnronコーポレーションが中国海南島に1億4000万米ドルを投じて建設した150MW(メガワット)の石油火力発電所の50%の権益を買収した。
同発電所は先月完成、海南電力会社(HEPC)への電力供給を開始しており、残りの半分の権益はEnron子会社のEnronグローバル・パワー&パイプラインズLLCに売却された。
法人化を経て今年は上場が予定されるSP社は域内市場への進出を積極化しており、中国無錫に合弁で900万Sドルの発電所を開発した他、フィリピンやインドネシアのカリマンタン島における発電事業に入札、リアウ省における電力供給の事業化調査も手掛けている。同社が関わる域内プロジェクトの中で稼働したのは海南島発電所が最初のケース。SPは英国のナショナル・パワー&ナショナル・グリッド、香港のチャイナ・ライト&パワーLtd及びエレクトリシテ・ド・フランスと協力協定を結んでいる。(ST,BT,LZ:2/7)
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