1996-02-12 ArtNo.4947
◆<星>STグループ、中国華能と電力/通信合弁準備
【シンガポール】中国国家計画委員会から独立した中国政府の100%所有持ち株会社中国華能グループはシンガポール・テクノロジー(ST)グループと中国における5億~9億Sドル相当の複数の合弁事業を計画している。
中国華能集団公司の劉金龍取締役兼支配人が聯合早報紙に語ったところによれば、両社はエネルギー関連のインフラ開発、移動体通信、放送事業、その他のハイテク事業等の領域で長期的な合弁を組む計画だ。華能香港とシンガポール・テクノロジーのエネルギー子会社は40:60の出資率で合弁、向こう2年間に30億~50億元(S$5億-9億)を投じて揚子江流域に30万キロワット程度の複数の発電所を建設する。詳細は未定。華能とSTグループは昨年は5000万米ドルのメディア合弁契約に調印しており、近くプロジェクトに着手する。STグループのテレコミュニケーション子会社は華能集団技術公司と共同で四川省の主要都市における移動体通信網の構築を図る計画で、この内成都におけるプロジェクトは8月にはサービスが開始される見通しだ。また華能集団は中国内陸都市におけるケーブルTVやメディア事業でSTグループとの協力を計画している。しかし通信、メディア事業は未だ完全に外資に開放されていないため、STグループの投資は間接的方式を採用することになると言う。(LZ:2/10)
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