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1996-02-12 ArtNo.4949
◆＜星＞過去２年間に売り出された民間住宅の１７％が売れ残り
【シンガポール】都市再開発局(URA)が9日発表した統計によれば、過去2年間に売り出された民間住宅2万3500戸の内17％強の4038戸が売れ残っており、民間住宅市場の需要はアナリストらが予想したほど堅調ではないようだ。
不動産業界のナリストらは同比率を5～10％と予想していたが、実際の数字はほぼその倍にのぼっている。この点に関してＵＲＡ幹部は「デベロッパーは新築住宅の完成戸数を公表せずに、第1期分は90％売却された等と宣伝するため、実状とは異なる印象を与える。ＵＲＡが販売戸数の統計を今回発表したのも市場の透明度を高めるため」とコメントした。しかしデペロッパーの1人は「売約率が83％と言うことは、90～95％の予測値を多少下回っているに過ぎず、それほど深刻に考えることはない」と強気だ。不動産コンサルタント、ジョーンズ・ラング・ウートンの幹部はまた、販売ライセンスが発行された2万6845戸は、潜在的に可能な供給量と言うだけで、デベロッパーは市場動向を見て売り出しを控え、既定方針通りの正札を付けるだろうと指摘した。ＵＲＡの報告によれば、ロヤン・ビラは266戸中80％、シムス・ビラは522戸中70％、ペブル・ベイは510戸中45％、ドーバー・パークビューは686戸中30％が売れ残っている。(ST,BT:2/10)
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